お得さ?便利さ?あらためて決済手段のあるべき姿を考える

このブログでも何度か紹介していた、Kyashというキャッシュレス決済のアプリですが、2019年2月3日より、モバイルSuicaのチャージでポイント還元を受けられなくなりました。

いろんなところで、クレジットカード+Kyash+モバイルSuicaでポイント4%還元と言われていたのが、すべてひっくり返っています。

ですが、個人的には、今回の変更で一番痛いのはポイント還元ではなく、Kyashがキャッシュレス決済の手段として一歩遅れたことが致命的だなぁと思っています。

というのも、Kyashはプリペイド式の仮想クレジットカードのようなもので、モバイルSuicaにチャージできなければ、Apple Payにも未対応であるため、オンラインショッピング、またはリアルカードによる実店舗決済の2つに選択肢が絞られてしまいます。

特に実店舗の決済では、Apple Payでだめなら普段使うクレジットカードで良いわけで、若干のポイントのためにわざわざ複数カードを持ち歩きたくはありません。

また、ポイント還元なしでモバイルSuicaにチャージはできますが、それなら最初から他のクレジットカードでチャージした方が早いですよね。

そんな理由から、お得じゃなくなったというより、不便になったという印象が非常に強かった出来事でした。

そんなことを考えているときに思ったのが、そもそもキャッシュレス決済について、ポイント還元に踊らされている人が(私も含めて)多いのではないかということです。

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キャッシュレス決済を使う目的

もともと、私がキャッシュレス決済を使い始めたのはiPhoneでApple Payが使えるようになってからです。

スマホだけで支払いを完結させたい、クレカをあれこれ持ち歩きたくないという理由からで、決してポイント還元を受けたいからではありませんでした。

でも、あちこちでポイント還元をアピールしていれば、使いたくなってしまうもの。

スマホに支払いを集約するつもりが、いつの間にかあれこれサービスを使い分けたり組み合わせたり、結局情報があちこちに分散してしまいました。

ポイント還元の意味

基本的にポイント還元はユーザを繋ぎとめておくためのエサにすぎません。

PayPayの大規模キャッシュバックキャンペーンは極端な例ですが、それ以外のものについても似たようなことが言えます。

また、当初は大丈夫と思って始めたポイント還元も、ユーザ数の増加とともに維持が難しくなるような場合も多いのではないでしょうか。

そもそも、キャッシュレス決済どころか、大手のクレジットカードですら、Suicaのようなプリペイド式のカードへのチャージはポイントを付与しないところが増えてきています。

1%のポイント還元のためにあれこれサービスを組み合わせていると、どこか1か所でサービスが変更になると、まるまる見直さなければならないなんてことになりかねません。

ポイント還元に縛られて、面倒な思いをしてまでサービスを利用するのは本末転倒のような気がしますね。

サービス分散によるデメリット

サービスが分散することで、当然ですがさまざまなカードを持ったり、IDとパスワードを管理したりと面倒な思いをすることになります。

ですが、それ以上に辛いのがどのサービスでいくらお金を使って、いくらポイントがたまっているかを集中管理できないという点です。

便利さのために始まったキャッシュレス決済なのに、苦労してあれこれサービスに登録して管理しなければならず、出納管理もままならず、結果得られるのはわずかなポイント還元だけではあまりにコストパフォーマンスが悪い…

しかも支払うのは余計な時間と気苦労、お金では買えないものです。

実際、私がモバイルSuica+Kyash+クレジットカードで運用していると、

  • クレジットカードにはKyashに1万円支払った履歴のみ
  • KyashにはモバイルSuicaに1万円支払った履歴のみ
  • モバイルSuicaに個別の支払い履歴

となっていて、最後に使ったサービスまで行かないと何にお金を使ったのか振り返ることができません。

ものによってはクレジットカードで直接買ったり、ネットショッピングをKyashで支払ったりもしているので、もはやすべての買い物を振り返るのは至難の業。

自分の中では、結果的にすべての支払いがクレジットカードに集約されるから月々の消費は分かるし大丈夫と思っていましたが、やはり明細が見えないと不便なものですし、無駄をなくすなんて夢のまた夢です。

やっぱり強い交通系ICカード

キャッシュレス決済としては、Apple PayやGoogle Payのようなものと、プリペイド式クレジットカードタイプのもの、QRコード決済あたりが中心になっていますが、最終的には交通系ICカードに行き着くのではないかなぁと思います。

日本人の大半が持っている(通勤通学で持たざるを得ない…)こともありますし、何より本当にタッチするだけでとても簡単、便利。

QRコード決済も頑張ってはいますが、手順が多くて面倒くさい…観光客向けにあれば良いんじゃなかなくらいの感じに思っています。

プリペイド式のクレジットカードに至っては、もうクレジットカードで良いじゃんという感じです。

ということで、ポイント還元を抜きにして考えると、結論は交通系ICカードかなぁと思います。

現金とクレジットカードと交通系ICカード、お金の出入りをしっかり管理できるのはこの3つくらいが限界ではないでしょうか。

おわりに

ふと思ったことをつらつらと書いてしまったので、なんかまとまりのない文章になってしまいました。

また、あくまで私個人の考えでもあるので、面倒でもポイント還元を増やして少しでも節約するという考え方ももちろん否定しません。

口座やクレジットカードなどと連携し、お金の出入りを管理してくれる家計簿アプリも出ています。

結構がんばっているとは思うのですが、結局中身をしっかり管理しようとするとそれぞれのサービスにログインして確認しないといけませんし、貯まったポイントを使うためにまたそれぞれのサービスを使えるお店に出向いて…となります。

それぞれのお店でそこに適した支払方法ができて、支払い明細もしっかり管理できるようなサービスができれば良いのですが、そうなっては各企業で顧客の囲い込みもできないですし、さすがに無理だろうなぁと思っています。

ポイントの還元率に踊らされずに、さまざまなサービスを比較して、自分がストレスなく使いこなせる範囲で、便利な、お得なものを選ぶのが一番です。

ポイント還元を増やすことに執着するよりも、支払いを分かりやすくして、そのうえでしっかりとお金の動きを理解して無駄をなくす方が、はるかに節約できます。

このブログでもいろいろなサービスを紹介していますので、それをみなさんの判断の材料にしてもらえたらうれしいです。

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