具体例で学ぶ、株価指数CFDロスカットとの向き合い方

今回は株価指数CFDのロスカットについて説明したいと思います。

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どのようなときにロスカットになるか

一言でいえば証拠金が足りなくなった時なのですが、ちょっと分かりづらいですね。

実例を見ながら話をしたいと思います。

まずは、前回お話した、私の積立を例にとってみます。

株価指数CFD(くりっく株365)の積立実績
***ご連絡***くりっく株365の上場は2021年3月で廃止となります。それに伴い2019年5月末を持ってこのシリーズの更新はいったん終了します。最終的に全CFDを決済した結果は以下の記事になります。現在はほぼ同じ商品...

現金残高と受入証拠金のグラフにロスカット水準を追加してみます。

受入証拠金は現金残高に配当相当額と金利相当額と評価損益を加えたもので、口座そのものの評価額と言えます。

ロスカット率は証券会社によるのですが、私の利用している岡三オンライン証券では50%~100%で設定可能です。

維持証拠金とは最低限必要な証拠金のことで、タイミングによって見直されて変わってしまうのですが、2018年9月現在、FTSE100の維持証拠金は26,000円となっています。

ロスカット率は証券会社によって違いますが、概ね70%~100%で、これは低いのと高いのどちらが良いとも言えません。

ロスカット率が高ければロスカットになったときに残る現金は多いですが、一方でロスカット率が低い場合はぎりぎりまで粘ることも可能です。

ですが、長期で積立投資を行う場合はロスカットぎりぎりを攻めるということは考えない方が良いので、何割の下落まで耐えられる設計にするかを中心に考えましょう。

例えば、FTSE100が3割下落しても耐えられる設計にするのであれば、仮にFTSE100の指数が7,500だったとすると、

7,500×0.3×100=225,000円

となります。

これがFTSE100が3割下落した時に吹き飛ぶ証拠金です。

ですので維持証拠金26,000円に225,000円を上乗せした250,000円程度を、CFD1枚につき積み立てておけば、FTSE100が3割下落しても耐えられる設計となります。

ちなみに私の場合は、150,000円につき1枚買っているので、設計としては2割まで耐えられる設計となっています。

2割下落した場合

FTSEが今から2割下落した場合どうなるのかを見てみます。

評価損益は膨らんでいるものの、ロスカット水準までは100万円以上の余裕があります。

もともと設計としては2割魔では耐えられるという設計で投資をしていますが、投資開始時から徐々にFTSE100の価格が上がっていったため、かなり余裕が生まれています。

投資してすぐに下落すれば2割下落でロスカットですが、上昇したところから2割下落してもまだ大丈夫ということです。

これが積立投資の良いところ、価格が上昇していけば、当初設計していた状態よりもはるかに安全になります。

株価指数は長期的に見れば上昇していくと思われるため、積立投資には向いています。

また、仮に上昇しなくても設計通りであるため問題はなく、ロスカットさえされなければ配当を受け取ることができるので、時価は上下しても毎年安定して収益をもたらしてくれます。

3割下落した場合

それでは、同様に3割下落した場合を見てみましょう。

これはリーマンショック級の大暴落が発生したということになります。

さすがにロスカット水準に抵触していますね。

このくらいであれば証拠金を追加して耐えたくなってしまうくらいに惜しいですが…

もともと2割下落までの設計だったので当然と言えば当然です。

では、このような下落が起きる場合に、もう少し安全な設計にしていた場合はどうなっていたでしょうか。

20万円につき1枚買う前提の場合を見てみましょう。

今度は無事耐えられていますね。

ただし、15万円につき1枚積み立てていた場合と比較して、2018年8月時点の配当相当額が、
100万円→75万円
と減少しています。

積み立てるお金は増やさずに設計を安全な方に寄せているので当然といえば当然ですが、ロスカットされてはそれ以降の配当相当額もなくなってしまうので、安全な設計を心がけるに越したことはないです。

私は15万円につき1枚とちょっとリスクを取った投資にしていますが、一方で万が一相場が大きく下がり始めた場合は、3割に耐えられる設計くらいにまで現金を追加で入れるつもりで手元に置いています。

おわりに

少し分かりづらかったかもしれませんが、株価指数CFDのロスカットについて、実際の数字をグラフにして説明してみました。

長期の積立投資をするのであれば、ロスカット率は結局のところ70%でも100%でも大して変わらないのですが、より綿密な設計をするという点では低いところの方が良いかもしれません。

ロスカット率が70%であっても、設計時に100%前提で設計すればよいだけですしね。

そういう意味では、岡三オンライン証券のようにロスカット率が低く設定できるところは設計時の選択の余地がひろいとも捉えられます。

岡三オンライン証券 くりっく株365

設計についての質問や、他にもこういう場合はどうなるの?という意見があればどんどん載せていきたいので、コメントなりお問い合わせフォームからリクエストしてもらえればと思います。

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