他人事ではない?企業の確定拠出年金導入

ソニーが社員の6割程度を確定給付年金から確定拠出年金へ移行させるとニュースになっています。

確定拠出年金については、私自身も加入していることもあり、以前、自分で調べた内容をまとめた記事を書きました。

確定拠出年金のメリット・デメリット|損得を見極めるポイントとは
以前も少しふれたことがありましたが、今回は確定拠出年金のメリット・デメリットについて書きたいと思います。確定拠出年金は、国民年金に上乗せされる厚生年金、その上にさらに3段階目として上乗せされる部分のことで、似たようなものに確定給付年...

私の勤めている会社が、まさに確定給付年金から確定拠出年金へ移行したパターンだったので、今回のソニーのニュースを見て、大企業でも移行していくなんて、本当に確定拠出年金が標準になっていくんだろうかと、しみじみ思いました。

今回は確定拠出年金をはじめるにあたっての注意点を考えてみたいと思います。

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何に投資するべきか

確定拠出年金では、投資する商品を自分で選ばなければいけません。

定期預金のようなリスクの少ないものから、途上国の債券や株式といったリスクの高いものまで、いろいろな商品があり、どうしたらよいのか分からなくなると思います。

確定拠出年金は毎月決まった額を積み立てるという点で、積立投資そのものとなっていて、短期的な視点で、値上がりを狙って売買を繰り返すような運用には向いていません。

最初は良くわからなくて、元本の保証されている定期預金を選ぶ人も多いそうです。

ですが、株価指数CFDの記事でも書いた通り、積立投資の対象は株価指数に連動する商品が一番向いています。

特に、先進国の株価指数であれば、上下はするものの、長期的に見れば上昇していくと言われています。

積立投資であれば、下落しているときにはたくさん買われ、上昇しているときには少ししか買われないので、長期的に見ると一時的な価格下落はむしろチャンスとなります。

株価が延々と下がり続けて2度と上昇しないという状態は考えづらいので、20年以上のスパンで投資を行う確定拠出年金であれば、先進国の株価指数に連動する投信に積み立てるのが一番適していると言えます。

確定拠出年金として積み立てたお金は、加入期間が長ければ受け取りタイミングを60歳~70歳の間で選ぶことができるので、これまでの景気のサイクルを考えれば、必ず1度は受け取りに適したタイミングがあらわれます。

利益に税金がかからないので、70歳まで運用するのが一番良いですが、そのタイミングで価格が下落していては目も当てられません。

60歳以降で景気が回復したタイミングで元本保証型の商品にスイッチングし、そのまま70歳まで置いておくのが一番安全だと思います。

会社の制度が移行したらどうすれば良いのか

会社勤めの場合は入らないという選択肢はないのですが、掛け金を自分で選べる場合はどの程度積み立てるかを選ぶことができます。

確定拠出年金が得かどうかは加入時期、給与、退職金の有無など、人によって変わってきますので、以前書いた記事を参考にしてもらえればと思います。

一番影響が大きいのは、会社の退職金と確定拠出年金で退職金控除額を奪い合う形になるということです。

例えば、退職金のない会社に勤めている人、将来は個人事業主になろうと思っている人などは、満額積み立てておいた方が得になります。

こちらについても、上記の記事で書いているので参考にしてください。

退職したらどうすべき

社会人になるタイミングで確定拠出年金に加入する人は多くなると思いますが、もはやいつまでも同じ会社で働き続ける時代ではありません。

退職するタイミングで確定拠出年金をどうするべきか、ざっくり言うと、選択肢は2つです。

移行して積立を続ける

確定拠出年金は退職後も、個人型への移行や次の会社の確定拠出年金への引き継ぎもできるので、積み立てる余裕がある間はすぐにやめないことをおすすめします。

ただし、個人型の確定拠出年金には手数料がかかります。

手数料は金融機関によっては月額200円程度~600円程度と大きな開きがあり、60歳までの期間にもよりますが、仮に20年残っていれば10万円程度かかることになります。

大手の証券会社であれば、大抵は横並びで最安値となっていますが、投資対象の商品の多さから、私はSBI証券をおすすめしています。

確定拠出年金だけではなく、積立NISAや株価指数CFDも利用でき、アカウントを持っていると非常に便利ですので、個人型の利用を検討している人は、一度見てもらえればと思います。

移行して運用指図者になる

積立をやめるということはそれ以上の運用益は価格が上がるか下がるかの運次第ということになるので、可能な限り積立を続けていくことをおすすめします。

とはいえ、毎月積み立てるというのは収入次第では非常に厳しいもの。

やめるのであれば個人型に移行したのち、景気が良くなって評価益がでているタイミングで定期預金などの商品にスイッチングするのが良いでしょう。

注意点としては、運用指図者となって積立をやめた、場合でも手数料はかかってしまうということです。

そういう意味でも、手数料の低い証券会社を選んで移行するのが非常に重要です。

おわりに

確定拠出年金に移行する会社はこれからどんどん増えるでしょうし、新人として会社に入ったときから確定拠出年金に加入というのも当たり前になってくるのでしょう。

積立投資自体は非常にわかりやすく、早く始めれば始めただけお得である一方、確定拠出年金ではそれ以外にも退職金や受け取り方にかかわる税制などがあり、人それぞれのパターンがあり簡単には理解できません。

私自身が理解に苦労したこともあり、少しでも理解の助けになればと思い、確定拠出年金関係の記事を書いています。

株価指数CFDについては運用実績の記事を書いていますが、確定拠出年金は私自身はじめてからあまり時間の経っていないこともあり、まだ記事は書いていません。

ですが、やはり実例を見てもらうのが一番良いかなぁとも思っているので、確定拠出年金についても、近いうちに運用実績の記事を書きたいと思います。

65歳までという気の長い投資の話であり、しかも途中でおろせないためになかなかイメージしづらいところではあると思いますが、老後のためにも若いうちから真剣に取り組むのが大事です。

そのための検討の材料として少しでも役に立ててもらえるように、この記事も随時アップデートしていきます。

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