蕁麻疹の原因はたくさんありますが、ほとんどの場合は原因不明となることが多いそうです。
原因はともあれ、抗アレルギー剤を飲んで症状を抑え続ければその状態を体が覚えて治るというのが私の受診した皮膚科の先生の話でした。
とはいえ、蕁麻疹はアレルギーの一種ですので、もちろん根本的な原因はあるはずです。
そうであれば根本原因を探して、可能であれば排除したくなります。
私の知り合いでは、毎朝食べていたアロエヨーグルトをやめたら治ったという人もいました。
この場合は、昔から食べていたのに蕁麻疹になったのは最近ということでしたので、今まで大丈夫だったものが突然ダメになるということもあるみたいです。
花粉症みたいなものでしょうか。
正直、アレルギーの原因を排除すると言っても、見つけるのも大変ですし、見つかったところで無理なものは無理だったりするので、そういう意味でも抗アレルギー剤で治療するのが早いという判断なのかもしれません。
以前の記事で、ルイボスティーで蕁麻疹が治ったという話をしましたが、結局のところ根本的な原因は分からずじまいでした。

私も蕁麻疹が治るまでには、怪しいと思うものをしらみつぶしにシャットアウトして、症状が改善しないかを試していました。
そんな中で、もっとも症状が改善されたのが、洗剤を変えたタイミングでした。
ただし、改善されたと言っても、広範囲に広がらなくなったとか、薬の効きが良くなったとか、そういうレベルです。
抗アレルギー剤を飲まなければならないことに変わりはありませんでしたが、それでも改善されたことは確かでしたし、不安も軽くなりました。
蕁麻疹の原因は人それぞれで、どれがヒットするかはやってみないと分かりません。
ですのでひとつでも参考になればということで、私が試してみたものをすべて紹介したいと思います。
いろいろ試す前に
私は蕁麻疹対策として、とにかく試せるものから試すの精神でいろいろやってみましたが、共通して言えるのは、
- お金をかけない
- 時間をかけない
- 無理をしない
ということを意識してやったということです。
インターネットで調べると、蕁麻疹の改善に関してはたくさんの情報が出てきます。
大抵はちゃんと皮膚科に行って抗アレルギー剤を飲むべしといったものですが、中には体質改善のためと言って高価な栄養食品等をすすめているところもあります。
ですが、最終的には抗アレルギー剤でなんとかするという医者の言葉もありましたし、だめでも仕方ない、お金や手間をかけずにできることから試そうと決めていました。
みなさんも、大してお金もかからないし簡単に試せるのでダメでもともと、と気楽に構えて取り組んでもらえればと思います。
お酒をやめる
最初に抗アレルギー剤をもらった時に薬剤師さんにお酒は飲んでも大丈夫ですか?と聞いたところ、薬としては大丈夫だけど、そもそもお酒は蕁麻疹に良くないよと言われました。
私は結構お酒が好きで、比較的良く飲む方だったと思いますが、もしかしたらお酒が原因かも知れないと思い、1か月ほど禁酒してみました。
結果として蕁麻疹が出なくなるということはなかったのですが、薬飲んでもじんましんが出るようなひどい状態になるということもなくなったと思います。
蕁麻疹は結構が良くなると出やすくなるとも言われているので、そういう意味ではお酒を飲むと血行が良くなって症状が悪化しやすいのではないでしょうか。
それと、なんだかんだでお酒を飲むと睡眠の質が下がってゆっくり休めなくなりますので、頻度や量を減らす、度数の低いお酒にするなど、無理のない範囲で控えていくと良いと思います。
私も最初は完全に禁酒していましたが、ルイボスティーをはじめて蕁麻疹が治まってからは、週に1回か2回くらいは飲むようになっています。
お風呂の温度を下げる
これも血行が良くなると蕁麻疹が悪化するという話を聞いて調べているうちにたどり着いたもので、お風呂の温度が高いとそれで蕁麻疹が悪化することがあるというものです。
もともとは結構熱めのシャワーだけで済ませることが多かったのですが、これ以降はぬるめのお湯をいれた湯船にゆっくりつかるようにしています。
薬を飲んでいても、入浴中~お風呂上りに蕁麻疹がひどくなることが多かったのですが、これによりそのようなことにはならなくなりました。
カフェインを取らない
毎朝飲んでいたコーヒーを飲まないことにしました。
単純にカフェインが体にあわなくて蕁麻疹になる人がいると聞いたからです。
ですが、私の場合は結果として何も変わりませんでした。
調べていると、逆にカフェインレスコーヒーを飲んだら蕁麻疹が出たという人もいるそうです。
蕁麻疹の原因特定の難しさを物語っていますね。
結果として最近はルイボスティーを飲んでいるのでコーヒーを飲む機会は減っているのですが…
合成洗剤を使わない
合成洗剤が蕁麻疹の原因の場合があるという記事を読んで、はっとしました。
まず、私の蕁麻疹の症状ですが、考えてみると顔や手には全然出ていませんでした。
逆に考えると、衣服と接触するところに出ていたということに気づきました。
その記事では、ちゃんとすすぎをしないで合成洗剤が衣服に残っていると良くないという話でしたので、まずはすすぎの時間を倍にしてみました。
これで1か月ほど試してみましたが効果は得られず。
次に、そもそも合成洗剤を使うこと自体をやめてしまおうと思い、Amazonで評判の良さそうなオーガニック洗剤のソネットという商品を試しに購入。
これを1か月ほど続けていたところ、薬の効きが良くなってきました。
もともと朝に1錠飲んで、夕方くらいには症状が出始めてきて、夜に1錠飲んで…という感じでしたが、夕方になっても気になるほどの症状はでなくなりました。
結果的にはこれだけでは治らなかったのですが、ほんのわずかでも症状が軽くなったことでかなりモチベーションがあがりました。
まとめ
根本原因を絶つという方針でいろいろ試してきた中では、洗剤を変えたことが一番効果的でした。
あれこれ試していたので、これ単体だけの効果なのか、複合的なものなのかは分かりませんが、少なくともこれらを実践したことで、薬を飲んでいても症状が抑えきれないということはなくなりました。
ここで紹介した程度の内容であれば、簡単に実践できるようなものばかりですので、蕁麻疹に悩まされている人は試してみてはいかがでしょうか。
蕁麻疹の治療に向けて私が心がけていたのは、
- 根本原因を絶つ
- 体質を改善する
- ストレスを減らしてしっかり休む
の3つです。
今回のお話は1、冒頭でお話したルイボスティーのお話は2、そして以前記事にした睡眠の質を高めるというお話が3に該当します。

そもそも蕁麻疹の根本原因なんて分からないのが当たり前という前提を忘れずに、当たればラッキーという心構えで試してみてください。
お酒を減らすなど、結果的にストレス減少、体質改善に繋がるものもありますし、蕁麻疹には効果がなくても、健康的な生活につながればそれはそれで価値があります。
特にストレスが原因の蕁麻疹も多いので、少しでもリラックスできるように心がけることも大事だと思います。(それが一番難しいのですが…)
あわせて、必ず医者にいって相談してください。
生活面でいろいろ試すことはありますが、どれも前提として抗アレルギー剤で症状がある程度抑えられている状態が前提です。
蕁麻疹治療は早ければ早いほど良いので、症状があると思ったらすぐに医者へ行き、抗アレルギー剤による治療をしながら、あくまで補助的なものとして、ここで紹介したものを試してもらえればと思います。
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