ブログで使う画像、自分で用意できれば一番ですが簡単には準備できない画像もたくさんありますよね。
そんな人のためにフリーの素材を提供してくれるサービスも充実していて、
などを利用されている人が多いと思います。
また、家電などの写真であればAmazonアソシエイトの素材も大きな選択肢の一つですね。
これらは私も良く使っていたのですが、恥ずかしながら、ようやくもうひとつの選択肢である、Wikipediaの画像引用を知りました。
Wikipediaについては説明するまでもありませんが、そこに載っている内容は各項目の詳細な内容だけではなく、画像も添えられていることが多いです。
かなりニッチな内容についても写真が添えられていることも多く、それをブログで引用することができれば表現の幅が広がるのではないかと思います。
意外とまわりのブログを読んでいるとWikipediaからの引用を見かけたことがなかったので、今回はWikipediaの画像引用方法をまとめてみました。
まずは著作権を確認
引用するうえで一番気になるのは著作権。
Wikipedia上で扱いについて説明が書いてあります。
要約すると著作権のタグがついているからその内容に沿って使ってねということです。
著作権のタグとは画像ページ(次の引用手順の③の画面です)の下部に表示されているものです。
以下の画像の場合、CC0という文字が著作権タグになります。
著作権タグの意味
著作権タグの意味についてもWikipedia上で説明があるのですが、英語で説明されているので泣きながら日本語に翻訳してみました。(間違えてたらごめんなさい…)
タグ名 | 商業利用 | できること | 制約 |
cc-zero | OK | コピー、再配布、編集 | 制約なし |
cc-by-1.0 | 適切なクレジットおよびライセンスへのリンクを提供し、変更が行われたかどうかを示す必要があります。 | ||
cc-by-2.0 | |||
cb-by-2.5 | |||
cc-by-3.0 | |||
cc-by-4.0 | |||
cc-sa | 画像を編集する場合、オリジナルと同じライセンスので再利用を許可する必要があります。 | ||
cc-by-sa-1.0 | 適切なクレジットおよびライセンスへのリンクを提供し、変更が行われたかどうかを示す必要があります。画像を編集する場合、オリジナルと同じライセンスので再利用を許可する必要があります。 | ||
cc-by-sa-2.0 | |||
cc-by-sa-2.5 | |||
cc-by-sa-1.0-in | |||
cc-by-sa-3.0 | |||
cc-by-sa-4.0 | |||
GFDL-self | 画像を編集する場合、オリジナルと同じライセンスので再利用を許可する必要があります。 | ||
FAL | |||
PD-self | 制約なし | ||
Attribution | 適切なクレジットおよびライセンスへのリンクを提供し、変更が行われたかどうかを示す必要があります。 | ||
CopyrightedFreeUse-Link | 制約はないが、礼儀としてWikipediaへ戻るリンクを貼ることが推奨される。 |
いろいろな種類があってあちこち読んでまわりましたが、書いていることはほとんど同じでした…
キーワードは以下の二つですね。
Attribution(帰属) | クレジット(著作権の帰属先)を記載する |
Share Alike(同様に共有) | 編集した画像は元と同様に共有する(自身でイラスト等を加えて編集した場合はその画像も他人が使うことを認めなければならない) |
ひとつひとつ確認することは大事ですが、ブログで引用したいのであれば画像を編集しないことの方が多いでしょうし、以下の方針で大丈夫です。
面倒くさいと思うかもしれませんが、Wikipediaでは画像埋め込み用のコードが用意されていて全部自動でやってくれるので心配無用です。
使い方については次の引用手順で説明します。
引用手順
引用方法は簡単で、Wikipediaで画像を埋め込むためのコードが用意されています。
- 使いたい写真のあるWikipediaのページへ移動する。(今回はWordPressのページを使います)
- 使いたい画像をクリックする。
- 右下の埋め込み、共有ボタンを押す。
- 共有タブをクリックする。
- 好みのサイズを選んでからコピーをクリックする。
- HTMLがコピーされるので、WordPressの投稿画面のエディタで張り付ける。
直接HTMLを張り付けることになるのでエディタで「テキスト」を選んでから貼り付けます。 - 以上です。
実際に引用したサンプルが以下になります。
画像とあわせて、画像の投稿者、著作権タグ、Wikipediaへのリンクを自動的につけてくれます。
おわりに
著作権と聞くと急に面倒くさくなってしまいますが、Wikipediaに掲載されている画像に限って言えば、場合でもクレジット表記をしっかりとしておけば問題ないようです。
Wikipediaに載せた画像に著作権を主張するのはWikipediaの理念に反しているということなのでしょうか。
改めてみてみると、マンガやゲームのページには画像がありません。
著作権の厳しいものについては画像を載せていないようですね。
逆に明らかに著作権的にまずいマンガ等の画像が載っていてもそれは引用しないようにしましょう。
いずれは消されるのでしょうけど、チェックが間に合わず残っているだけなのだと思います。
最初は難しいと思われるかもしれませんが、Wikipediaの画像にはしっかりと著作権表示がされていて、それに応じた使い方が用意されているので、慣れてしまえば簡単です。
埋め込みの機能が用意されていることも、ブログ等での引用を前提としているからではないでしょうか。
記事を書く中で、ちょうど良い画像がなくて困ったときには、参考にしてもらえればと思います。
コメント