
随分と魅力的なタイトルだけど、本当にそんなにうまくいくの?

投資に絶対はないけど、目標を定めた設計の元に投資をすることは大事だよ
株価指数に対する積立投資は、長期的に経済は成長するという前提のもと、高値掴みを避けながら資産形成を行う有効な手段です。

株価指数CFDも考え方は同じですが、レバレッジをかけられるため、利回りの大幅な上昇が見込めます。
もちろん、レバレッジをかけた差金決済取引であるため、ロスカットの危険があります。
以下の記事で、GMOクリック証券の株価指数CFDについて、どのように設計すると良いかをまとめているので参考にしてもらえればと思います。

それでは、GMOクリック証券の株価指数CFD(FTSE100)について、複利運用でどのくらいの資産形成ができるのか見ていきましょう。
株価指数CFD(GMOクリック証券)の利回り
株価指数CFDはレバレッジによって利回りが変化します。
配当はもちろんその年によって上下します。
直近では年間4,000円近くなっていましたが、過去8年の配当を平均すると、株価指数CFD1枚につき年間約3,000円もらうことができます。
これを前提とすると、レバレッジにより1枚あたりを保持するのに必要な証拠金が変わるため、以下の表のような利回りになります。
レバレッジ | 必要証拠金 | 利回り |
1倍 | 10,000円 | 30% |
2倍 | 20,000円 | 15% |
3倍 | 30,000円 | 10% |
4倍 | 40,000円 | 7.5% |
5倍 | 50,000円 | 6% |

利回り30%!?

レバレッジ1倍ではほぼ間違いなく配当貰う前にロスカットされますので、レバレッジ3倍~4倍が現実的ではないでしょうか
レバレッジ3倍で利回りが10%、このくらいの利回りを確保できれば十分すぎるでしょう。
運用シミュレーション

どのような実績になるのか、いくつかの前提で数字を見てみましょう
以下のシミュレーションの前提ですが、配当は現在の株価指数CFD1枚につき年間3,000円が維持される前提としています。
不況時には配当は下がるでしょうし、景気が上向けば上がることになりますが、それを予想するのは難しいので、過去8年の平均値である3,000円としています。
CFDの積み立て方ですが、積み立てた現金と配当の合計が3万円もしくは4万円につき1枚となるように追加購入していきます。
また、以前に記事にした通り、レバレッジによりますが5~10年に1度はロールしないと、配当を再投資に回しきれなくなってしまいます。

そのタイミングで雑所得として税金がかかるのですが、今回のシミュレーションではそれを考慮していません。(この計算の外で税金を払うイメージ)
毎月3万円ずつ積み立てて証拠金3万円につき1枚買う場合
証拠金3万円につき1枚買うということはレバレッジは約3倍になります。
証拠金が100%を切るとロスカットになってしまうため、FTSE100が2割下落するところまでは耐えられる設計になります。
この前提で20年間運用を続けた場合、積立額と累積配当金は以下のグラフのようになります。
2039年の時点で、積立額は約730万円、積み上がった配当は約1,800万円になります。
また、保有枚数と配当額は以下のグラフの通り推移します。
複利効果により保有枚数がぐんぐん伸びていて、それに伴い配当の額も伸びていることが分かります。
2039年の時点で、保有枚数は約800枚、年間の配当は250万円になります。
毎月3万円ずつ積み立てて証拠金4万円につき1枚買う場合
証拠金4万円につき1枚買うということはレバレッジは約4倍になります。
証拠金が100%を切るとロスカットになってしまうため、FTSE100が3割下落するところまでは耐えられる設計になります。
この前提で20年間運用を続けた場合、積立額と累積配当金は以下のグラフのようになります。
2039年の時点で、積立額は約730万円、積み上がった配当は約1,000万円になります。
また、保有枚数と配当額は以下のグラフの通り推移します。
4万円につき1枚ということでリスクを抑えているため、伸びは3万円につき1枚ほどではありませんが、それでも十分複利効果を享受できています。
2039年の時点で、保有枚数は約440枚、年間の配当は130万円になります。
毎月5万円ずつ積み立てて証拠金3万円につき1枚買う場合
証拠金3万円につき1枚買うということはレバレッジは約3倍になります。
証拠金が100%を切るとロスカットになってしまうため、FTSE100が2割下落するところまでは耐えられる設計になります。
この前提で20年間運用を続けた場合、積立額と累積配当金は以下のグラフのようになります。
2039年の時点で、積立額は約1,200万円、積み上がった配当は約3,000万円になります。
また、保有枚数と配当額は以下のグラフの通り推移します。
複利効果により保有枚数がぐんぐん伸びていて、それに伴い配当の額も伸びていることが分かります。
2039年の時点で、保有枚数は約1,300枚、年間の配当は400万円になります。
毎月5万円ずつ積み立てて証拠金4万円につき1枚買う場合
証拠金4万円につき1枚買うということはレバレッジは約4倍になります。
証拠金が100%を切るとロスカットになってしまうため、FTSE100が3割下落するところまでは耐えられる設計になります。
この前提で20年間運用を続けた場合、積立額と累積配当金は以下のグラフのようになります。
2039年の時点で、積立額は約1,200万円、積み上がった配当は約1,800万円になります。
また、保有枚数と配当額は以下のグラフの通り推移します。
4万円につき1枚ということでリスクを抑えているため、伸びは3万円につき1枚ほどではありませんが、それでも十分複利効果を享受できています。
2039年の時点で、保有枚数は約730枚、年間の配当は230万円になります。
おわりに
いくつかシミュレーション結果を載せましたが、まとめると以下の表のとおりです。
参考までに30年間運用したところまでの結果も載せています。
月々の積立額 | 1枚当たりの証拠金 | 20年後 | 30年後 | ||||
保有枚数 | 累積配当 | 年間配当 | 保有枚数 | 累積配当 | 年間配当 | ||
3万円 | 3万円 | 800枚 | 1,800万円 | 250万円 | 2,600枚 | 7,000万円 | 800万円 |
3万円 | 4万円 | 440枚 | 1,000万円 | 130万円 | 1,100枚 | 3,400万円 | 350万円 |
5万円 | 3万円 | 1,300枚 | 3,000万円 | 400万円 | 4,200枚 | 1.1億円 | 1,300万円 |
5万円 | 4万円 | 730枚 | 1,800万円 | 230万円 | 1,800枚 | 5,700万円 | 5,70万円 |

累積配当1億円!?

30年運用っていうのは気の長くなるような話、その分複利効果もすさまじいね
そう、なんと年間5万円の積立を30年続ければ配当だけで1億円積み上がり、さらにそこから年間1,000万円以上の配当を受け取ることができます!
もちろんこれは理論値です。
特に1枚当たりの証拠金が3万円では、リーマンショック級の金融危機が来た時にロスカットされてしまいますので、万が一の時に、どこまで証拠金を積み増せるかを考えておきましょう。
また、3割下落まで耐えられる設計としていても、月々3万円ずつ、30年積み立てを続ければ年間350万円もの配当を受け取ることが可能です。
表を見ても分かる通り、20年後と30年後では受け取れる配当にものすごい開きがあります。
これが複利効果そのものであり、若いうちから積み立てを始めた方が良いと言われる所以です。
GMOクリック証券のCFDは少額(リスクを抑えても3万円程度)から始められますので、興味を持たれた方はまず口座を開設してみましょう。
他の商品と同様、口座開設は無料です。
この他にも、
などなど、見てみたいパターンがあれば、問い合わせフォームやコメントから言ってもらえれば追記していきます。
また、以下の記事で私の投資実績を紹介しているので、参考にしてもらえればと思います。

この記事がみなさんの資産形成の助けになればうれしいです。
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