ルイボスティーといえば赤色の、紅茶のようなイメージが一般的だと思います。
実際にお店で売られているルイボスティーもほとんどはこちらのもので、レッドルイボスティーと呼ばれています。
そして、良く見かけるルイボスティーがレッドルイボスティーと呼ばれているからには、レッドじゃないものがあるのです。
それがグリーンルイボスティーです。
写真では緑茶のように見えますが、色としてはかなり赤みの薄くなったルイボスティーと言った方が良いかもしれません。
写真を見た感じですと、あまりルイボスティーという感じはしませんよね。
ですが、もちろん正真正銘のルイボスティーです。
この記事では、グリーンルイボスティーとレッドルイボスティーの違いを見ながら、グリーンルイボスティーの効果について紹介していきます。
グリーンルイボスティーの由来
茶葉の色が緑であることからグリーンルイボスティーと呼ばれています。
茶葉の色自体は緑ですが、入れたお茶は赤みがかった緑というイメージです。
もともとルイボスは赤いという意味なので「赤+緑」で、まさに先ほどの写真のような色ですね。
製法の違い
もちろんグリーンルイボスティーの原材料は通常のルイボスティーと同じで、茶葉の製造過程が異なっているだけです。
通常のルイボスティーは茶葉を何時間もかけて発酵させていきますが、グリーンルイボスティーの場合は発酵させずに、一気に茶葉を乾燥させてしまいます。
これは緑茶と紅茶の関係と同じです。
緑茶も紅茶も原材料は同じ茶葉で、その発酵度合いが違うだけですからね。
というより、実はグリーンルイボスティーの製法は日本の緑茶の製法をもとに考えられたと言われています。
低温乾燥と呼ばれる製法で、2003年くらいに生み出された、比較的新しい製法です。
日本人になじみの深い緑茶をベースにした製法ですので、通常のルイボスティーよりも日本人の好みにあいやすいというのも分からない話ではありませんね。
成分の違い
ルイボスティーの茶葉は発酵させることでルイボスティー独特の赤い色や風味が増すのですが、一方でそれなりの栄養素が失われてしまいます。
つまりグリーンルイボスティーでは、通常のルイボスティーでも十分すぎるくらいの栄養素が、さらにたくさん含まれているということになります。
特に、ポリフェノールの一種でありルイボスティーに多く含まれているフラボノイドと呼ばれる成分は、グリーンルイボスティーの場合、通常のルイボスティーに比べて10倍以上の量が含まれています。
同様に、ポリフェノールの一種であり、ルイボスティーにのみ含まれているアスパラチンと呼ばれる成分に至っては、通常のルイボスティーに比べて50倍以上の量が含まれています。
どちらも還元力が強くルイボスティーを健康に良い飲み物たらしめている成分で、継続して摂取することで生活習慣病の予防にも役立ちます。
味の違い
先ほど、ルイボスティーの茶葉は発酵させることでルイボスティー独特の赤い色や風味が増すと言いましたが、発酵させないグリーンルイボスティーの味はまさにその逆です。
通常のルイボスティーと比べ、非常にすっきりとした味わいになっています。
緑茶と紅茶の中間のようなイメージでしょうか。
ルイボスティーの独特の風味が苦手な人にとっては非常に飲みやすいです。
逆に言うと、味の面では特徴のないお茶とも言えます。
値段の違い
先ほど説明した通り、グリーンルイボスティーの製造には急速に茶葉を乾燥させる設備が必要になってきます。
これが価格にも反映されていて、通常のルイボスティーに比べて、グリーンルイボスティーは2割から3割くらい価格が高くなっています。
おわりに
総括すると、通常のルイボスティーに比べて値段が高いかわりに有効成分の量も多いと言えます。
また、味は紅茶に近く、すっきりとしているためルイボスティーの独特の風味が苦手な人にもおすすめできます。
どちらがおすすめなのかという点については、値段が多少高いとはいえ、もともとがそこまで高価なものでもないので、味の好みで選んだ方が良いと思います。
有効成分が多いからと、好みでない味のルイボスティーを無理して続けてもつまらないですからね。
私としては、そこに気を取られずに美味しさを楽しんで欲しいです。
グリーンルイボスティーについても、さまざまなメーカーの商品がありますが、これからはじめて試してみるという方には以下のふたつをおすすめしています。
ひとつめが「ロイヤルT」さんのグリーンルイボスティーです。
通常のルイボスティーでもおすすめしているメーカーですが、何より強力なのがそのコストパフォーマンスの高さで、コストコでも大人気の商品となってします。
また、有機JASの認定もあるため、品質面の心配も無用です。
もうひとつが「がばい農園」さんのグリーンルイボスティー。
味の好みで言えば、私はここのグリーンルイボスティーが一番あっていました。
もちろん有機JASの認定もあり、文句なしの品質です。
グリーンルイボスティーについても様々な商品を試してきたので、近いうちに比較の記事を書きたいと思います。
ルイボスティーを飲んだことがある人もない人も、一度グリーンルイボスティーを飲んでみて、より自分の好みにあうものがないか探してみてはいかがでしょうか。
この記事がみなさんのよりよいティータイムの助けになればうれしいです。
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