情報処理安全確保支援士に登録すべきか

その他

以前、情報処理安全支援士に登録した際の手順を記事にしました。

情報処理安全確保支援士の申し込み方法
情報処理安全確保支援士とは、2016年10月に「情報処理の促進に関する法律」が改正されて生まれた資格です。 それまであった情報セキュリティスペシャリストという資格の代わりにできた資格ですが、これまでと違い講習を受けて更新を行わなければ...

私が登録したという話を同僚に話したところ、自分も登録した方が良かったかな?という人がかなりいました。

情報セキュリティスペシャリストの時代に取った知り合いは、殆どが登録しないつもりで放置していたようですが、いざ登録した人がいるともったいないことをしたかなと不安になるようです。

特に経過措置終了後はもう登録できません、と言われるとなおさらもったいないことしたかなと思ってしまうわけですね。

経過措置の人以外でも、情報処理安全確保支援士試験に合格したものの登録すべきかと悩んでいる人は多いと思います。

そんな感じ悩んでいる人に対しては、私は常に登録すべきではないと答えています。

そもそもなぜ登録すべきか悩むのでしょうか、その理由を考えてみます。

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ビジネスチャンスを獲得するため

資格を取り、情報処理安全確保支援士として登録されていることで仕事を取れるかもという考えですね。

確かにどの企業にもCSIRTのような類の部署ができ、活躍の場はあると思います。

要するのその機会費用として3年で14万円が見合うかどうかという話ですが、おそらくここで悩んでいる人はサラリーマンの人が多いと思います。

個人事業主でこの分野で仕事をしていこうという人であれば、コストに見合わないと思っても迷わず登録するでしょうし、そもそも登録する気がなければ試験を受けないでしょう。

サラリーマンの場合は、情報処理安全確保支援士として登録されていることで、社内でセキュリティを担う部署で働けるか、転職に有利になるか?という点が論点になると思います。

前者の場合、登録することで人事に対するアピールにはなると思います。

ですが悩んでいるということは、3年で14万円払ってまで本当にセキュリティの仕事をしたいのか、と悩んでいることと同義です。

正直、その程度の熱意であれば、仮に登録したとしても、モチベーションの維持、知識の維持は難しいでしょう。

一方、転職に役立つかを考えている人については客観的に見てみると答えはおのずと出てきます。

まず、登録するかどうか迷っているあなたの仕事はなんでしょうか?

セキュリティ関連の実務をこなしていて、それと直結する情報処理安全確保支援士の資格を取ったということであれば登録することで転職に有利に働くことはあるでしょう。

ですが、そうでない場合、あなたは資格を持っているだけで実務経験のない、もしくは少ない人でしかありません。

自分自身が会社のセキュリティを担う人間を採用しようとしているとして、そのような人を採用しますか?

むしろ資格がなくても実務経験が豊富な人を選ぶのではないでしょうか。

会社からの評価に繋げるため

これも結構多いと思います。

会社によっては情報処理技術者試験の取得を推奨しているところも多いですし、情報処理安全確保支援士を取ることで一定の評価を得ることはできるでしょう。

では資格取得後に登録することに対する評価はどうでしょうか。

会社が本気で登録情報処理安全確保支援士を欲しているのであれば、費用の補助を出す、給料に手当を乗せるなど、ある程度のサポートがあるはずです。

それがないということは、そこまでして登録して欲しくはないかな…ということです。

そう考えると、会社からの評価で迷っているのであれば登録する必要はないと思います。

なんかもったいない

これは経過措置対象の人で悩んでいた人たちですね。

情報処理安全確保支援士に合格しているのであれば登録自体はいつでもできるので放置しておけば良いのですが、経過措置対象の人はそうはいきません。

とはいえ、もう経過措置期間は終わってしまったので今更どうこう言っても仕方ありませんが…

悩むイコール明確な目的がないということなので、そのような人が登録しても価値は薄いです。

ビジネスチャンスの話でも書きましたが、あなたレベルの人が情報処理安全確保支援士と名刺に書いていたとして、その人をすごいと思いますか?

この手の免許ではない資格が役に立つのは、資格なんてなくても仕事はできるというレベルの人が取得してこそはじめて良いアピールになるのだと思います。

経過措置対象ではない人でも、特に理由もなく登録した方が良いのかと悩む人が多いと思いますが、こちらについても同じですね。

悩まず登録したいと思うまで寝かせておけば良いというだけの話です。

おわりに

情報処理安全確保支援士は明確な目的があって取得することに意味のある資格だと思うので、登録するかを悩む程度ならば登録しても何の役にも立たないというのが私の結論です。

特に自己啓発の意味で資格を取った人は、それで十分です。

登録することであなたのレベルは変わりません。

3年で14万円かければ、講習を受けるよりもさらに上を目指す勉強が可能です。

この間ようやく重い腰を上げてオンライン講習Cを受講したので参考までに記事にしました。

よろしければ参考にしてもらえればと思います。

受講料2万円、セキスペ講習Cの効果は?
半年ほど前に情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)の資格を取得しました。 資格維持のための講習が高くてちょっと悩んではいたものの、一回やってみて微妙ならやめれば良いの精神で、とりあえず最初の3年はやってみることに。 ...

仮に将来必要になるかも…と悩んでいるのであれば、その必要となったときに取れば良いだけの話です。

一度合格しているのですから、必要になればもう1度取得するくらいなんということはないはず、というよりも、むしろそのくらいの知識がないと持っていても何の価値もありませんからね。

若干偉そうな書き方になってしまいましたが、情報処理安全確保支援士に登録すべきかについてまとめました。

悩んでいる方の参考になれば幸いです。

コメント

  1. まあ より:

    激しく同意ですね。

    私の場合は会社が登録費用を出してくれるというので登録しましたが、
    今のところ全く登録したメリットを感じた事はありませんね。

    情報処理安全確保支援士の名前もダサすぎですし、覚えられにくいし、
    上司ですら、「情報なんたらの資格、登録終わった?」って言われる始末、
    その程度の資格なんやな、とその都度思います。

    オンライン講習Cも時間がかかった割りに、実のある内容でなかったし、
    労力対効果を考えると、次回継続も考えてしまいますね。

    仮に将来必要になるかも…と思っても、必要となったときに再度試験合格すれば良いだけの話ですw

    • すずかsuzuka より:

      はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      オンライン講習も登録しているからこそ得られるような価値のある情報がテーマになっていれば良いのですが、どれもその辺の参考書に載っていそうな内容ばかり…
      でも登録費用出してくれるのであればまだマシですね!