Plugin Load Filterの使い方|適切なプラグイン利用でブログを高速化

WordPress

ブログを続けていくうちに、誰しも自分のブログの読み込み速度が気になってくると思います。

特にGoogleのPageSpeed Insightsのスコアは良く話題に上るので、チェックしたことがある人も多いのではないでしょうか。

もちろん記事の内容が第一なのですが、ページの読み込み速度はユーザの利便性に直結すると言われていて、読み込みが遅いブログは直帰率も高いそうです。

画像の圧縮やキャッシュの利用等、いろいろな高速化の方法がありますが、今回はプラグインの最適化による高速化について紹介したと思います。

具体的には「Plugin Load Filter」というプラグインを使用し、必要なときに必要なプラグインだけを読み込むように設定します。

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プラグイン最適化の必要性

WordPressには便利なプラグインがたくさんあり、特に記事を書くときに使うものやブログのメンテナンスに使うものが良く使われているのではないかと思います。

ですがWordPressは有効になっているプラグインをすべてのページで無条件で読み込んでしまうため、プラグインが増えれば増えるほどページの表示速度が落ちてしまいます。

そこで必要な場面で必要なプラグインだけを読み込むようにし、ページ表示の高速化を図ります。

「Plugin Load Filter」のインストール

他のプラグインと同じように、「Plugin Load Filter」で検索してインストールおよび有効化を行います。

「Plugin Load Filter」の設定

大まかな設定手順のイメージは、

  • 各プラグインに対して、全画面で有効にしたいもの、管理画面でのみ有効にしたいもの、特定のページでのみ有効にしたいものを設定
  • 特定のページでのみ有効にしたいプラグインについて、どのようなタイプ(ホーム、投稿、固定ページ等)で有効にするかを設定
  • 個別の記事(サイトマップ、お問い合わせ等)でのみ有効にしたいプラグインを設定

という感じです。

それでは具体的な手順を見ていきましょう。

  1. 管理画面のサイドメニューのプラグインから「Plugin Load Filter」をクリックします。
  2. フィルター登録タブでPageTypeフィルタを設定します。(エキスパート用URLフィルタはいじらなくてOK)
    ⇒管理画面でしか使わなければ「Admin Page」をクリック
    ⇒投稿ページでしか使わなければ「Page Type」をクリック
    ⇒どちらでも使う、もしくは良くわからない場合は「Normal Mode」をクリック

    この例ではバックアップのプラグインは管理画面でしか使わない、カテゴリ並べ替えのプラグインはどちらでも、お問い合わせ用のプラグインでは投稿ページでしか使わない、という設定です。
  3. 一番下にあるフィルター登録ボタンをクリックします。
  4. Pageフィルタ有効プラグイン選択タブをクリックします。
  5. 読み込みをブロックしたいページの種類(投稿、固定ページ、アーカイブ等)を選択します。

    今回の例では特定の記事でだけ有効にしたいのでデフォルトは全部ブロックにしています。
  6. 一番下にある有効化プラグイン登録ボタンをクリックします。
  7. 個別にプラグインを有効化したい記事(今回の例ではお問い合わせの固定ページ)の編集ページを開きます。
  8. 編集画面で「Plugin Load Filter」の設定を以下のように変更して保存をクリックします。

    この例ではお問い合わせページを設定しているので、お問い合わせ用のプラグインを有効化しています。

以上になります。

基本的な考え方は、

  1. 管理画面でしか使用しないプラグインをまず設定
  2. 固定ページ(お問い合わせやサイトマップ)でしか使わないプラグインは個別に設定(8のやり方)
  3. それ以外は「Normal Mode」に設定して今までどおり使用

で問題ありません。

「Plugin Load Filter」の効果

トップページ

まずはトップページからです。

モバイル 95 ⇒ 91
パソコン 97 → 98

これはもともとモバイル、パソコンともに90点以上と早かったので、あまり効果は出ていません。

モバイルは若干遅くなっていますが、計測するたびに多少のずれはあるので、おそらく誤差の範囲でしょう。

ビフォー

アフター

個別の記事

次に記事のページを計測してみます。

モバイル 48 ⇒ 56
パソコン 87 → 89

昔ブログの速度を測ったときにトップページだけ測って結構速いじゃん!と満足していたのですが、肝心の記事の速度を見ていませんでした。

トップページと比較し、画像やアドセンスなどの広告が増えるため、どうしても記事のページは速度が落ちてしまいます。

プラグインの最適化前はモバイル48となかなかつらい点数でしたが、最適化後は56と若干改善が見られています。

パソコンの場合の速度はほぼ変わらずですね。

ビフォー

アフター

おわりに

速度の改善自体はそこまで劇的なものではありませんが、「Plugin Load Filter」を使うことで、速度低下を気にせず便利なプラグインをどんどん使うことができます。

何より便利なプラグインを速度低下を気にせずどんどん使えるのがうれしいですね。

もちろん記事の内容を充実させることが一番大事なのですが、やれるだけのことはやっておきたいもの。

ちなみに、これまでもいろいろと試してみたのですが、一番GoogleのPageSpeed Insightsの結果が改善したのは画像フォーマットの変更でした。

への句前はいつも次世代画像フォーマットにすればかなり改善する旨のメッセージが表示されていて、実際に画像のない記事は普通に90点台が出ていました。

そして重い腰を上げて画像フォーマットをWebPに変更したところ、スコアがかなり改善しています。

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記事の内容が第一とは分かっていてもやはり気になってしまうブログの速度、みなさんも興味があればぜひ試してみてください。

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