妊活中や妊娠中に良いともてはやされているルイボスティー。
実は赤ちゃん自身が飲んでも大丈夫、それどころか栄養豊富で赤ちゃんの水分補給にもってこいなのです。
当たり前ですが、そもそも赤ちゃんが摂取してはいけないものを妊娠中にお母さんが摂取して良い訳はありませんし、そう考えればルイボスティーが赤ちゃんの健康にとって有益なのも自然な話ですね。
実際にルイボスティー原産地の南アフリカでは、昔から赤ちゃんにルイボスティーを飲ませていますし、日本でも赤ちゃんに飲ませているという話も結構見かけるようになりました。
伊藤園から出ているヘルシールイボスティーなんかは、乳児用規格適用商品の基準値をクリアしたロゴもついていて、赤ちゃんでも安全ということをアピールしています。
なんだかんだで赤ちゃんの水分補給にも適していると認知され始めてきたルイボスティーですが、この記事ではルイボスティーを赤ちゃんに飲ませることのメリットと注意点を紹介したいと思います。
赤ちゃんにルイボスティーを飲ませることのメリット
豊富なミネラル
先ほど赤ちゃんにとってミネラルの取り過ぎは良くないという話をしましたが、適切な量のミネラルはもちろん必要です。
大人が便秘解消のためにミネラルを必要になるのと同じように、ミネラルは赤ちゃんの老廃物の排出を促進してくれます。
ノンカフェイン
言うまでもないですが、赤ちゃんにカフェインは厳禁です。
ルイボスティーはノンカフェインなのが特徴で、妊娠中の飲み物としても人気なくらいなので、赤ちゃんに飲ませてあげても大丈夫です。
赤ちゃんのころから親子で楽しめるお茶と言えるでしょう。
還元力のある成分が豊富
ルイボスティーにはフラボノイドやSOD様酵素など、還元力の強い成分がたくさん含まれています。
他の記事でも紹介してきた通り、これらの成分は健康維持にとても役立つものですが、それは赤ちゃんに対しても同様です。
赤ちゃんが口にするもので、これらの成分を補給できるものはなかなかありません。
白湯や麦茶と同じ感覚で飲めるルイボスティーにこれらの成分が含まれているというのは大きな強みですね。
低タンニンで赤ちゃんにも安心
タンニンは鉄分の吸収を妨げる効果があるため、妊娠中は取らない方が良いとされていますが、これは赤ちゃんにとっても同じ話です。
ルイボスティーに含まれるタンニンの量は紅茶の10分の1くらいで、麦茶と同じくかなり少なめになっています。
もちろん飲み過ぎてしまっては意味がないですが、赤ちゃんには水で薄めて飲ませてあげるので、さらに含有量は小さくなります。
また、タンニンは苦みの元となっています。
ルイボスティーにはタンニンがほとんど含まれていないため、その苦みがなく、またルイボスティー特有のほんのりと甘い味がするので、赤ちゃんが飲みやすい味と言われています。
赤ちゃんにおすすめのルイボスティー
いつもであればここで河村農園のルイボスティーをおすすめするところなのですが、この記事では妊活中の女性にも人気で、実際に愛用している人の多いエルバランシアのルイボスティーをおすすめします。
使用している茶葉のグレードも高く、フランスのエコサート、日本の有機JASの認定もしっかり受けています。
何より、ルイボスティーを扱って20年以上の実績があるというのも安心材料です。
他のルイボスティーに比べると若干値が張りますが、それだけの味と品質を兼ね備えたルイボスティーなので、妊活~子育て初期の間だけでも、続けてみてはどうでしょうか。
以前書いたレビュー記事があるので、そちらも参考にしてもらえればと思います。

赤ちゃんのために注意したいこと
生後何ヶ月目から飲ませれば良いか
生後半年くらいの、離乳食を食べ始めるくらいからをおすすめします。
麦茶や白湯などと同様に、ルイボスティーも一般的には生後1か月から3か月くらいが目安と言われていますが、体が未発達なうちはルイボスティーの豊富な栄養成分が逆に赤ちゃんに負担をかける可能性があります。
そもそも生後半年くらいまでは、水分補給も含めて母乳やミルクだけで十分と言われているので、無理して飲ませる必要はないでしょう。
離乳食を始めるころから少しずつ飲ませてみて、赤ちゃんが嫌がらなければ飲ませてあげれば良いですし、嫌がれば無理する必要はありません。
ルイボスティーでも麦茶でも、赤ちゃんが自然と飲めるものを選んであげましょう。
水出しは避ける
水道水から水出しで作ってしまうと、どうしても塩素などが残ってしまいます。
健康上の影響はないと言われてはいますが、体が発達していない赤ちゃんには影響があるかもしれませんし、避けられるなら避けたいところです。
ミネラルウォーターで水出しをするという手もありますが、硬水ではなく軟水を選ばなければいけないなどを気にしなければなりません。
それであれば、普通に煮出した方が有害ない物質を除去できますし、同時に殺菌もできるので安心です。
煮出したルイボスティーは早めに使い切る
ルイボスティーに限った話ではありませんが、煮出したお茶は時間が経ってしまうと徐々に雑菌が繁殖しはじめます。
大人であれば数日くらい冷蔵庫に入れてあったルイボスティーでもなんてことはありませんが、まだ体が未発達な赤ちゃんだとそうはいきません。
少なくとも煮出した次の日には使い切ってしまうか、赤ちゃんではなく大人が飲んでしまいましょう。
まずは一口から
最初に飲ませる時は、必ず一口だけにしましょう。
仮にそれで嫌がらなくても、一気にたくさん飲ませてはいけません。
これは麦茶を飲ませる時とも同じですが、何がアレルギーの原因になるか分からないので、少しずつ飲ませていって、赤ちゃんが嫌がらず、健康状態も変化しないようであれば徐々に量を増やしていきましょう。
薄めてあげる
栄養豊富なルイボスティーですが、赤ちゃんにはまだその栄養を受け付ける準備が整っていません。
ミネラルウォーターの硬水は避けるべきと言われているのも、硬水はミネラルが豊富なので大人であればそれを吸収して活用できるのですが、赤ちゃんは腎臓などの内臓が未発達なせいで、逆に体に負担がかかってしまうためです。
また、ルイボスティーに含まれる食物繊維も、取り過ぎれば赤ちゃんの消化器官に負担をかけてしまいます。
そのため、赤ちゃんでも問題なく受け付けられるように、薄めてあげる必要があるのです。
この辺は麦茶でも同じことが言われているので、分かりやすいですね。
煮出したルイボスティーは白湯で薄め、ミルクと同様に、人肌程度の温度にしてから飲ませてあげましょう。
薄める割合ですが、ルイボスティーと水を1:2くらい割合が良いと思います。
おわりに
メリットより注意点の方が多いじゃないかと言われてしまいそうですが、赤ちゃんが口にするものですので、些細なことでも注意すべきと思い、メリットよりも力を入れて書いてしまいました。
世間では生後1か月くらいから大丈夫と言われていますが、本当の意味でルイボスティーの栄養素を活かせるようになるのはある程度成長してからだと思っていて、この記事では生後半年くらいを目安におすすめしています。
繰り返しになりますが、赤ちゃんはデリケートなので、すべての赤ちゃんに対してこれが適しているというような飲み物はありません。
何を飲ませるにも、細心の注意を払って、少しずつ様子を見ながら飲ませてあげましょう。
赤ちゃんの味の好みは分からないので、もしかしたら嫌がって飲んでくれないかもしれません。
そんな時は無理に飲ませようとせずに、白湯でも麦茶でも、赤ちゃんが喜んで飲めるものを探してあげましょう。
赤ちゃんがルイボスティーを気に入ってくれて、親子でルイボスティーを楽しめるようになれれば最高ですね。
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