水出しよりも煮出しがおすすめ|ルイボスティーの最適な淹れ方

ルイボスティー

暑くなってくるとやはり冷たいお茶を飲みたくなるもの。

特にルイボスティーは麦茶と同様にノンカフェインですので、朝でも寝る前でも時間を問わず飲むことができます。

ミネラルも豊富なため夏の水分補給に最適な点も大きなメリットですね。

冷たいルイボスティーの淹れ方ですが、もちろんルイボスティーも他のお茶と同様に水出しが可能です。

大抵のルイボスティーはティーパックになっているため、それを水筒やボトルに入れるだけで簡単に作ることができます。

ですが冷たいルイボスティーを作る場合、水出しで作るのも簡単で良いのですが、基本的には煮出して冷やす方がルイボスティーの効果を引き出すことができます。

もちろん例外もあり、商品比較の記事でもお話ししましたが、ティーライフさんから出ている商品は特殊な処理を行っているため、水出しでもしっかりとルイボスティーの効果を引き出すことができます。

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水出しのメリット

なんといっても簡単なのが一番のメリットです。

ボトルに水を入れ、ティーパックを放り込んで冷蔵庫に入れておくだけ。

水道水は抵抗がある方もいると思いますので、ミネラルウォーターを使うのも良いですし、蛇口に取り付けるだけで簡単に使えるタイプの浄水器もおすすめです。

うちではそのタイプの浄水器を付けているので水道の水をそのままボトルに注いで使うことができ、あっという間に出来てしまいます。

特に夏場は煮出すためにヤカンを火にかけるだけでも暑い…そう考えると冷やす手間もなく、そのまま冷蔵庫に入れておけば良い水出しはお手軽です。

水出しのデメリット

簡単に作れる水出しのルイボスティーですが、デメリットもあります。

それは、お茶が薄くなりがちということです。

これは味の意味でも含まれる成分の意味でも共通して言えます。

私が普段使っているルイボスティーのティーパックは煮出しでも水出しでも使える製品なのですが、煮出す場合は「1.5l~2.0lにつきティーパック1個」、水出しの場合は「500ml~600mlにつきティーパック1個」と書かれています。

つまり、水出しの場合は約3倍~4倍のティーパックが必要な計算です。

こうなるとコストもかかりますし、かといって薄いルイボスティーでは味も効果もいまいち…

さらにティーパックを増やせば色や味は煮出したときと変わらなくなるのですが、成分自体は煮出した時よりも少ないという罠も潜んでいるのです…

煮出しのメリット

ルイボスティーに含まれる成分の中でも還元力が強く、健康維持に役立つ酵素として有名な「SOD(スーパーオキシドジスムターゼ)」ですが、10分以上煮出すことで多くとけだすということが分かっています。

ルイボスティーのティーパックを破って中の茶葉を見てみると、針のように細長くて硬いのが分かると思います。

そのため、煮出さないと成分が溶け出さず、効果が薄くなってしまいます。

これはSOD様酵素だけではなく、フラボノイドやミネラルについても同様です。

水出しでもティーパックを増やせば美味しく飲むことはできますが、せっかくのルイボスティー、しっかりと煮出して健康に役立つ成分をとりたいですよね。

煮出しのデメリット

一番のデメリットは煮出すこと自体が面倒ということですね。

特に夏場は考えただけでも暑いですし…

また、水道水を煮出す場合、長時間沸騰させておかないとトリハロメタンという有害物質が増えてしまうので、注意が必要です。

この点については以下の記事を参考にしてもらえればと思います。

おすすめの浄水器|美味しいお茶には必須アイテム
このブログではルイボスティーさまざまな場面におけるルイボスティーの健康維持効果について紹介してきましたが、せっかく飲むのであればやはり美味しく飲みたいもの。 暑い季節は水出しで、寒い季節はホットで一杯など、飲み方は人それぞれですね。 ...

実際の比較結果

成分までは分かりませんが、実際に水出しと煮出しのルイボスティーの色や味を比較してみました。

使用したのはいつも愛用している河村農園のルイボスティーです。

これを以下の3パターンで入れてみます。

どれも2リットルで作っています。

  1. ティーパック1つを煮出し
  2. ティーパック1つを水出し
  3. ティーパック4つを水出し

煮出す場合は、やかんに水道水とティーパックを放り込み、沸騰させた後に弱火で10分ほど煮出しています。

水出しは単純に水道水とティーパックをボトルに入れて冷蔵庫に一晩入れておいただけです。

水道水は心配という方もいるかもしれませんが、浄水器を付ければ安心です。

この辺は先ほど紹介した記事を参考にしてもらえればと思います。

ティーパック1つで水出しの場合

当たり前ですが、製品の推奨している数よりも少ないので、明らかに色が薄いですね。

実際に飲んでみると味も薄くいまいちでした。

まあ、これでもまずくはないのですが、あまりルイボスティーという感じがしません。

ちょっと風味の付いた冷水という感じです。

ティーパック4つで水出しの場合

見慣れた色です!

ですが、ボトルにティーパック4つ入れていると見た目がなんかイマイチですね…

味もいつも飲んでいる煮出したものと違いは感じられませんでした。

ティーパック1つで煮出しの場合

こうやって並べてみると、ティーパック4つで水出しした場合よりも色が濃いですね。

そこまでの差はないかもしれませんが、味もこちらの方が濃く感じられます。

有効成分はこちらの方がたくさん抽出されているとのことですが、検査する道具がある訳もなく、実態は分かりません…

ですが、同じ2リットルでもティーパック1個か4個の違いは大きいですよね、単純にコストが4倍ですから。

そう考えると、コスパ的にも効果的にも優れているので、ちょっと手間はかかりますがティーパック1個で煮出すのが一番と言えます。

おわりに

手軽に、美味しいルイボスティーを味わいたいだけであれば、水出しでもティーパックを増やせば大丈夫ですが、やはりルイボスティーのメリットを最大限享受したいのであれば煮出すに限ります。

とはいえ煮出すのはちょっと手間がかかりますし、夏場は特に手軽に水出しで作りたいもの。

そんな時はティーライフさんから出ているノンカフェインルイボスティーであれば、蒸気殺菌処理という手法により水出しでもしっかりと茶葉の成分が水に溶けだしてきます。

夏場は冷たいルイボスティーを冷蔵庫に常備して、美味しく健康維持に役立てたいですね。

特に値の張るものではないので、毎日続けやすいのがルイボスティーの良いところです。

以前の記事でも書きましたが、煮出すのであれば、おすすめはオーガライフさんから出ている河村農園のルイボスティーで、おいしい上にコストパフォーマンスも良く、毎日飲んでも月に1,000円もかかりません。

せっかくのルイボスティーですから、冷たくして飲むときも、しっかりとその効果を享受して欲しいと思います。

ですので、冷たいルイボスティーを飲むときはぜひ煮出したものを使うか、水出しでも成分をきちんと抽出できる商品を使ってみてください。

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