ルイボスティーの商品説明などを見ていると必ず目に入ってくるのがグレードという言葉。
チョイス、スーペリア、クラシックなど、いろいろなグレード名称が飛び交っていて何が何だか分からなくなってしまうことも。
今回の記事では、いろいろな呼び方のあるグレードについて、それぞれのグレードが何を意味しているのかをひとつずつ紹介していきたいと思います。
ルイボスティーのグレードとは
ルイボスティーの茶葉にはグレードと呼ばれるランク付けがされています。
グレードには以下のふたつの要素があります。
では、それぞれについて見てみましょう。
茶葉の部位によるグレード分け
一言で茶葉とは言いますが、茎から葉までをまとめて茶葉と呼ばれます。
そして茶葉のどの部位を使っているのかで、ルイボスティーの味や含まれる成分の量が変わってきます。
言い換えると、茎と葉の比率によるグレード分けと言えます。
グレード分けとそれぞれの特徴は以下の通りです。
部位 | 味 | 成分 | 値段 | |
チョイス | 茎が多い | 薄め | 少ない | 安い |
スーペリア | 半々 | 普通 | 普通 | 普通 |
クラシック | 葉のみ | 濃い | 多い | 高い |
なんとも当たり前の結果ですが、ここで注意して欲しいのは、グレードが高いからといってそれを選ぶべきというわけではないということです。
グレードを選ぶというよりも、味を選ぶと考えてもらった方が良いと思います。
特に初めてルイボスティーを飲む場合、独特のクセが苦手という人も少なからずいます。
そのような人にとってはチョイスグレードが飲みやすいと言えます。
もちろんルイボスティーの有効成分を摂取したいのであればクラシックがおすすめですが、美味しいと思えないものを無理して飲むことはありません。
自分に合った味を選んで、楽しく続けていきましょう。
茶葉が枝のどの部分かによるグレード分け
グレードにはもうひとつの分類があって、こちらは茶葉が枝のどの部分のものかによるグレード分けになります。
枝の先にある茶葉は、産地である南アフリカの強い太陽光を常に浴びることになるため、ルイボス自身を紫外線から守るためにたくさんのポリフェノールが含まれていて、味もまろやかになります。
一方で気の表面部分だけを選ぶことになるため、生産量が少なく、その分値段も高めとなります。
グレード分けとそれぞれの特徴は以下の通りです。
場所 | 味 | 成分 | 値段 | |
スタンダード | 枝の下部 | クセが強い | 少ない | 安い |
チョイス | 枝の真ん中 | 普通 | 普通 | 普通 |
スーパー | 枝の先 | まろやか | 多い | 高い |
こちらはルイボスティーの味そのものというよりは口当たりの違いだと思います。
個人的には成分も多く含まれるスーパーグレードが美味しくておすすめです。
ルイボスティーのおすすめ3選
ルイボスティーの種類は大きく分けてレッドルイボスティー(一般的にルイボスティーと言えばこちらです)とグリーンルイボスティーのふたつがあります。
また、ブレンド商品もたくさん販売されているので、それぞれのメリットと、おすすめしたい商品を紹介したいと思います。
毎日続けるならレッドルイボスティー
ルイボスティーを継続して飲み続けるのであれば、まずはレッドルイボスティーをおすすめします。
お酒を飲んだ後や油っぽいものを食べてしまった後でも、ルイボスティーを習慣的に毎日飲み続けていくことで、健康的な胃腸の維持を強力にサポートすることができます。
レッドルイボスティーは値段が安く、だからといって有効成分が少ない訳でもないので、手軽に始めて、さらに長く続けられるという点でおすすめです。
レッドルイボスティーにもいろいろな商品が出ていますが、その中でもおすすめなのは、私も愛用している河村農園のルイボスティー。
クラシックグレードという高級な茶葉を使用しているにも関わらず価格も抑えられていますし、品質の面でも有機JAS認定を受けていて安心の一品です。
商品によっても味わいがかなり違ってくるので好みのタイプを探すのが一番なのですが、まず最初に試して欲しいものはどれかと言われれば間違いなくこの商品です。
有効成分にこだわるならグリーンルイボスティー
グリーンルイボスティーはレッドルイボスティーとは違い、発酵させずに乾燥させて製造されています。
紅茶と緑茶の関係と同じですね。
ルイボスティー独特のクセがかなり弱くなっていて、レッドルイボスティーの味が苦手だという人でも、グリーンルイボスティーであれば飲みやすいという人も多いです。
あっさりとした口当たりなので胃もたれの時でも非常に飲みやすいというメリットもあります。
また、発酵させていないため、ルイボスティー茶葉の栄養素が失われづらいという特徴があります。
レッドルイボスティーに含まれる栄養素も十分多いのですが、グリーンルイボスティーではさらに多くなっていて、特にフラボノイドの含有量はレッドルイボスティーの10倍以上になっています。
グリーンルイボスティーは特殊な設備がないと製造できないため、値段が高くなりがちなのが弱点ですね。
グリーンルイボスティーでおすすめの商品は、H&F BELXのグリーンルイボスティーです。
いつもであればロイヤルTのグリーンルイボスティーをおすすめするのですが、明確にグレードが記載されていないため、今回の記事では味と品質、グレードの明記を条件に、H&F BELXのグリーンルイボスティーを選びました。
こちらの商品ではクラシックグレードと呼ばれるルイボス茶葉の中でもグレードの高い葉先の部分を使用。
そのため、飲みやすいと言われているグリーンルイボスティーの中でも特に口当たりが良く、クセの少ないルイボスティーとなっています。
含まれる成分の違いはありますが、美味しく楽しみながら続けられることが大事なので、レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーを両方試してみて、口に合っている方を選ぶのが一番ですね。
好みの味を探すならブレンドルイボスティー
ルイボスティーはさまざまなブレンド商品が発売されています。
黒豆茶とのブレンド、ハーブティーとのブレンドなどいろいろありますが、それらの一番のメリットは多くのバリエーションの中から好みを味を探せるということです。
デメリットとしてはブレンドしているものによっては、他の注意点が発生しうるということです。
いくら美味しいからと言って、カフェインが含まれるものとブレンドされていては本末転倒ですからね…
私がこれまで飲んでみて美味しいと思ったのはGASSのルイボスチャイです。
好みの分かれそうな味ではありますが、ルイボスティーのクセと香辛料がうまくあわさっていますし、とても体が温まります。
原料のルイボスティー自体もクラシックグレードを使用しており、品質も文句なしです。
健康に役立つ栄養素を補給しながら、さまざまな味を楽しめるのもルイボスティーのメリットですね。
おわりに
一言でグレードと言っても、単純に高いものを選べば良い訳ではないということが分かってもらえたと思います。
商品によってグレードの呼び方が違って混乱してしまいますが、グレード分けは以下の2パターンを覚えておけばOKです。
他にも商品によっては聞いたことのないグレードがついている時がありますが、おそらくは自称なのではないかと思います。
ルイボスティーは長く続けてこそのものなので、やはり味を一番重視し、自分にあったものを選んでもらいたいと思います。
健康維持に役立つ成分がたくさん含まれているという点がクローズアップされやすいルイボスティーですが、そういう話を抜きにしても、非常に美味しくて飲みやすいお茶です。
おすすめの商品として紹介したる河村農園のルイボスティーであれば、毎日飲んでも月に1,000円もかかりません。
ホットにアイス、ミルクやはちみつを混ぜるなど、アレンジも自由自在、ぜひティータイムや寝る前の一杯として、楽しんでもらえればと思います。
コメント