健康に良い、妊活中でも安心など、プラス面ばかりが強調されるルイボスティーですが、本当に副作用がないのか、気になりますよね。
最近ではかなり普及してきていて、飲んでいる人も多くなっていますが、これといって大きな副作用は報告されていないのでそんなに心配する必要はないと思います。
ですが人によっては体にあわないこともあるでしょうし、何事も過ぎたるは猶及ばざるが如し、飲み過ぎればルイボスティーに含まれる有効成分が逆に副作用を起こすことは十分あり得ます。
今回はルイボスティーによって、どのような副作用が起こりうるかについて紹介したいと思います。
ルイボスティーによる副作用
ルイボスティーによる副作用ですが、基本的には飲み過ぎた時に起こると考えましょう。
有効な成分も取り過ぎれば逆効果ということです。
トイレが近くなる
ルイボスティーはノンカフェインなので利尿作用は低いと言われています。
もちろんコーヒーや紅茶に比べれば利尿作用は低いのですが、ミネラルが豊富に含まれているため、取り過ぎればそれなりの利尿作用にはなります。
水分を取り過ぎるだけでもそれなりにトイレは近くなりますし、そこにミネラルによる利尿作用が働いてしまうので仕方ないですね。
下痢
ルイボスティーに含まれるミネラルのうち、マグネシウムは便秘解消にとって重要な成分と言われています。
マグネシウムは腸内で炭酸水素マグネシウムに変化し、浸透圧(ナメクジに塩をかけると水分が抜けるのと同じ原理)を維持するために腸内に水分を吸収し、結果として便が柔らかくなって便秘を解消します。
これは下剤と全く同じ作用であるため、裏を返せば、ルイボスティーの飲み過ぎはマグネシウムを取り過ぎに繋がり、結果的に下痢痢気味になってしまいます。
タンニンによる栄養阻害
ルイボスティーはコーヒーや紅茶、緑茶に比べて低タンニンであるため、妊活中の飲み物としても良く取り上げられていますが、全く含まれていないというわけではありません。
含有量で言えばコーヒーや紅茶の3分の1くらいになりますので、当然飲み過ぎればそれなりの量を摂取してしまうことになります。
タンニンは鉄分の吸収を阻害することで知られていて、だからこそ鉄分が普段よりたくさん必要な妊娠中は避けるべきと言われています。
少ないと思って飲み過ぎて、結局タンニンを取り過ぎる結果になってしまっては元も子もありませんね…
結論
ルイボスティーがいくら健康維持に良いと言われていても、それだけで健康になれるような都合の良いものではありません。
ましてやたくさん飲んで効果が高まるものでもありません。
普段の食生活の中で飲んでいる飲み物をルイボスティーに置き換え、それを長期間継続していくくらいの気持ちで飲み続けることが大事です。
また、ただルイボスティーを飲むだけで健康になれるとは考えずに、きちんとした食生活や運動とあわせることで、生活習慣の改善をサポートするものだと考えましょう。
含まれる成分からしても1日500mlくらい飲んでも問題はありません。
500mlはペットボトルひとつ分ですから、むしろそのくらいがちょうど良いくらいです。
私は日頃、500mlの水筒にルイボスティーを入れて職場で飲み、寝る前にも一杯飲んでいます。
量にして700mlくらいでしょうか。
ですがこれといった副作用はなく、むしろルイボスティーを飲んでからは蕁麻疹や逆流性食道炎などのずっと悩まされていた症状が改善され、もう手放せないくらいです。
ルイボスティーのおすすめ3選
ルイボスティーの種類は大きく分けてレッドルイボスティー(一般的にルイボスティーと言えばこちらです)とグリーンルイボスティーのふたつがあります。
また、ブレンド商品もたくさん販売されているので、それぞれのメリットと、おすすめしたい商品を紹介したいと思います。
毎日続けるならレッドルイボスティー
ルイボスティーを継続して飲み続けるのであれば、まずはレッドルイボスティーをおすすめします。
お酒を飲んだ後や油っぽいものを食べてしまった後でも、ルイボスティーを習慣的に毎日飲み続けていくことで、健康的な胃腸の維持を強力にサポートすることができます。
レッドルイボスティーは値段が安く、だからといって有効成分が少ない訳でもないので、手軽に始めて、さらに長く続けられるという点でおすすめです。
レッドルイボスティーにもいろいろな商品が出ていますが、その中でもおすすめなのは、私も愛用している河村農園のルイボスティー。
グレードの高い茶葉を使用しているにも関わらず価格も抑えられていますし、品質の面でも有機JAS認定を受けていて安心の一品です。
商品によっても味わいがかなり違ってくるので好みのタイプを探すのが一番なのですが、まず最初に試して欲しいものはどれかと言われれば間違いなくこの商品です。
有効成分にこだわるならグリーンルイボスティー
グリーンルイボスティーはレッドルイボスティーとは違い、発酵させずに乾燥させて製造されています。
紅茶と緑茶の関係と同じですね。
ルイボスティー独特のクセがかなり弱くなっていて、レッドルイボスティーの味が苦手だという人でも、グリーンルイボスティーであれば飲みやすいという人も多いです。
あっさりとした口当たりなので胃もたれの時でも非常に飲みやすいというメリットもあります。
また、発酵させていないため、ルイボスティー茶葉の栄養素が失われづらいという特徴があります。
レッドルイボスティーに含まれる栄養素も十分多いのですが、グリーンルイボスティーではさらに多くなっていて、特にフラボノイドの含有量はレッドルイボスティーの10倍以上になっています。
グリーンルイボスティーは特殊な設備がないと製造できないため、値段が高くなりがちなのが弱点ですね。
グリーンルイボスティーでおすすめの商品は、ロイヤルTのグリーンルイボスティーです。
グリーンルイボスティーにも関わらずかなりの低価格を実現し、さらに有機JAS認定もされていて品質も文句なし、コストコでも人気の商品でAmazonでも購入可能です。
含まれる成分の違いはありますが、美味しく楽しみながら続けられることが大事なので、レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーを両方試してみて、口に合っている方を選ぶのが一番ですね。
好みの味を探すならブレンドルイボスティー
ルイボスティーはさまざまなブレンド商品が発売されています。
黒豆茶とのブレンド、ハーブティーとのブレンドなどいろいろありますが、それらの一番のメリットは多くのバリエーションの中から好みを味を探せるということです。
デメリットとしてはブレンドしているものによっては、他の注意点が発生しうるということです。
いくら美味しいからと言って、カフェインが含まれるものとブレンドされていては本末転倒ですからね…
私がこれまで飲んでみて美味しいと思ったのはGASSのルイボスチャイです。
好みの分かれそうな味ではありますが、ルイボスティーのクセと香辛料がうまくあわさっていますし、とても体が温まります。
原料のルイボスティー自体もクラシックグレードを使用しており、品質も文句なしです。
健康に役立つ栄養素を補給しながら、さまざまな味を楽しめるのもルイボスティーのメリットですね。
おわりに
健康に良い成分も取り過ぎれば逆効果という当たり前の話ですが、なぜかお茶のような日頃から飲むようなものだとたくさん取っても大丈夫と思いがちです。
ルイボスティーに限らず、どんな飲食物であって摂り過ぎても何の問題もないなんてことはありません。
ちなみにルイボスティーから水銀が検出されていたという噂を見かけることがありますが、実際に検出されたという事実はありません。
逆にそんなうわさが流れたことで、どの販売元も水銀が含まれていないかん検査を行って結果を公表しているため、結果的により安全が担保されたとも言えます。
健康のための効果を期待してルイボスティーを始める人が多いですが、私としては単純に美味しい飲み物として楽しんでもらいたいです。
そのうえで、結果として健康維持に役立っていれば最高です。
美味しさや健康面の効果だけではなく、無理なく続けられる値段なのがルイボスティーの強みです。
おすすめはオーガライフさんから出ている河村農園のルイボスティーで、おいしい上にコストパフォーマンスも良く、毎日飲んでも月に1,000円もかかりません。
決してルイボスティーに過度な期待をして飲み過ぎることなく、美味しいお茶として気長に付き合っていってもらえればうれしいです。
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