情報処理安全確保支援士の申し込み方法

その他

情報処理安全確保支援士とは、2016年10月に「情報処理の促進に関する法律」が改正されて生まれた資格です。

それまであった情報セキュリティスペシャリストという資格の代わりにできた資格ですが、これまでと違い講習を受けて更新を行わなければならない資格となっています。

また、これまではただの資格でしたが、情報処理安全確保支援士は公式に名乗ることのできる資格となります。

ですがこの資格、更新に3年間で14万円もかかります。

1年目~3年目にオンライン講習で3万円×3回、さらに3年目に集合研修で8万円といった具合です。

この費用が高すぎて、さらに企業もあまり乗り気でないことから費用の負担を行わないところが多く、個人で維持する気にならない人が非常に多いのが現状です。

そもそもこの資格、名乗れるとはいえ、あくまで免許ではなく資格、業務を独占できるわけではないので、持っていなくたって同じ仕事はできます。

免許でも資格でも同じことですが、結局は資格を持っているかどうかよりも、実務を経験しているかどうかが重要です。

今までの情報セキュリティスペシャリストについては、取ったらそれっきりで、本人にやる気がなければ一切新しい情報のインプットはなかったので、そういう意味では資格を更新制にしたのは理にかなっていると思います。

一方で、ITの仕事をしていれば情報セキュリティ関連の仕事をすることもあるでしょうが、それは全体から見れば一握りだと思います。

直接的には情報セキュリティの仕事をしていなくても、スキルアップのため、間接的に関わるため、自主的に情報セキュリティスペシャリストの勉強をしていた人は多いと思います。

ですが、直接的にCSIRTのような情報セキュリティに関わる仕事をしていないのであれば、会社だって維持費を出そうとは思わないですし、個人で維持費を出そうとも思わないでしょう。

なぜなら、免許制でないが故、維持費を出さなくても将来情報セキュリティ仕事はできますし、スキルアップもできるからです。

そう考えると、3年で14万円も払って更新を行うのではなく、情報セキュリティに関わる仕事に携わる等、必要になった時点で再度試験を受けなおす方がはるかにお金がかかりません。
※5,700円です!

そんな経緯もあり、情報処理安全確保支援士試験の受験者は、以前の情報セキュリティスペシャリストと比較して減少しているようです。

私自身、とりあえず登録をしてみたものの、いつまで維持するかは流動的というスタンスでいます。

どちらかというと自己啓発として受けたものであり、実際の仕事は情報セキュリティでもなけいですし、そもそもシステムからも遠ざかりつつあるので…

まあ正直なところ、私は旧試験の情報セキュリティスペシャリストの合格者だったので、あと1か月で経過措置が終わると言われて、なんかやっておかないと損かもという非合理的な理由で登録してしまいました。

実際、経過措置対象で登録している人は、試験受けなおすのが面倒という人が多いのではないかと思います。

ですが、本当の意味でスキルアップができているのであれば、情報処理安全確保支援士試験を受けなおせばよいだけですよね…

とりあえず1年目の講習を受けて、「お、結構しっかりしてるしいい勉強になるじゃん」と思えば続けます。

 

前置きが長くなりましたが、今回はこの情報処理安全確保支援士の申し込みについての話です。

私は先月、情報処理安全確保支援士の申し込みをしたのですが、思った以上に面倒だったので、具体的な方法を紹介したいと思います。

申請書類自体は情報処理推進機構のWebページから取得できるのですが、揃えないといけない書類が多い!

正直、準備に2週間は見ておかないと厳しいです。

では順番にいってみましょう。

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登録申請書

情報処理推進機構のWebページからPDFをダウンロードできます。

注意点は、ダウンロードしたPDF上で必要事項を入力し、PDF上の印刷ボタンを押して印刷しなければならないところです。

私は家にプリンタがないのですが、まあコンビニで印刷すれば良いだろうと思っていたところ、コンビニではPDF上のボタンを押して印刷ができないため、仕方なく職場で印刷しました…

印刷後、日付、氏名は手書きで記入してハンコを押します。

現状調査票

登録申請書のPDFの3~4ページ目のことです。

一緒に印刷されます。

誓約書

情報処理推進機構のWebページからPDFをダウンロードできます。

普通に印刷して、名前を書いてハンコを押すだけです。

登記されていないことの証明書

成年後見制度を利用していないことを証明する書類です。

3か月以内に取得したものが必要になります。

これの入手が意外と面倒で、東京法務局後見登録課または全国の法務局・地方法務局の本局の戸籍課へいって申請する必要があります。

東京法務局であれば郵送で申し込みもできるのですが、概ね1週間~10日程度かかるようです。

私は東京在住で九段下の東京法務局まで簡単に行ける距離だったので直接赴きました。

直接窓口へ行けさえすれば、10分程度で発行してもらえるのですが、この窓口、8:30~17:15しか開いておらず、しかも土日祝日はやっていません…

なかなか休みを取れなかったり、昼休みにいくこともできない人は郵送を利用するしかないですね。

繰り返しにはなりますが、郵送には1週間から10日程度かかるので、かならず余裕をもって準備しましょう。

身分証明書

最初見た時は免許証のコピーでもつければ良いのかと思うかもしれませんが、そうではありません。

私も今回初めて知りましたが、身分証明書という証明書があるのです。

内容は「4. 登記されていないことの証明書」と似たようなものなのですが、本籍地でしか発行することができません。

自治体にもよりますが、私は地元が本籍地で、郵送申し込みだと往復で2週間近くかかりそうだったので、親に頼んで取得して送ってもらいました。

同じ戸籍に入っている人であれば代わりに取得することができますが、戸籍が違う場合は、委任状を書く必要があるため注意が必要です。

結婚して親の戸籍から出ている場合は親が単独で取得することはできません。

こちらも3か月以内に取得したものが必要となります。

試験合格証のコピー

そのままですね、こちらはコピーで大丈夫です。

「1. 登録申請書」に番号を記載した試験の合格証のコピーを用意します。

戸籍の謄本若しくは抄本又は住民票の写し

住民票が簡単ですね。

こちらも3か月以内に取得したものが必要になります。

市役所で取ってきましょう。

マイナンバーカードがあれば、コンビニで簡単に発行できるので便利です。

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登録事項等公開届出書

情報処理推進機構のWebページからPDFをダウンロードできます。

公開したい情報に○を付けるだけです。

私は何も公開しないに○をつけました。

まとめ

以上が申込みに必要な書類になります。

準備に時間のかかる書類もあるので、申込期限ぎりぎりになって焦っても間に合わない可能性がありますので注意しましょう。
※半年待てばまた次の申し込みがありますが…

情報処理安全確保支援士試験で合格した人は、焦って登録しなくても、登録期限はないので必要だと思った時に登録すれば良いと思います。

むしろ、会社が費用を補助してくれるのであれば別ですが、そうでなければ登録せずにずっと様子見が正しいような気がします。

私のように旧資格の人は2018年8月19日で登録ができなくなってしまうので、悩ましいところです。

私はとりあえず登録しましたが、登録だけでも2万円近くかかります。

登録してから思いましたが、改めて情報処理安全確保支援士試験を受けて様子見するのが一番良かったのかもしれません。

情報セキュリティに関わる仕事をしている人は登録しておいても良いとは思いますが、そうでない人に取ってはちょっと微妙な資格ですね…

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