ピンチはチャンス?株価指数CFDの価格下落時にすべきこと

10月は世界的に株価が下落傾向にあり、株価指数CFDでも評価損が大きくなった人が多かったのではないでしょうか。

これまでの記事でおすすめしているのは積立投資なので、放置で問題ないのですが、それでもやはり指をくわえて見ていれば良いのかと思ってしまう人は多いと思います。

そこで今回は、価格下落時に確認しておくべきこと、やってみると面白いことを紹介したいと思います。

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ポジションの安全度を再確認

簡単に言ってしまえば、後どのくらいでロスカットになるのかを確認しておくということです。

まず最初に調べるのはロスカット水準です。

証拠金がこのロスカット水準を下回るとロスカットとなります。

まずは維持証拠金を調べます。

これは株価指数CFDを買うときの1枚当たりの価格そのものです。

証券会社によって違うのですが、ロスカット率というものがあり、厳しいところでは100%、緩いところでは70%などとなっています。

これは要するに、受入証拠金が維持証拠金の70%を切ったらロスカットだよということです。

受入証拠金は現金残高に評価損益、配当相当額、金利相当額を加えたもので、どの証券会社でも取引画面から確認できると思います。

具体例で考えてみると以下のようになります。

保有枚数5枚
維持証拠金26,000円 × 5枚 = 130,000円
ロスカット率70%
ロスカット水準130,000円 × 70% = 91,000円
受入証拠金1,000,000円
ロスカットまでの距離1,000,000円 - 91,000円 = 909,000円

つまり、ロスカットまでの距離である909,000円の評価損がここからさらに発生すると、ロスカットということになります。

5枚保有しているので1枚当たり「909,000円 ÷ 5枚 = 181,800円」の評価損でアウトですね。

具体的にどのくらい価格が下がるとダメかというと、FTSEが1下がると100円の評価損になるので、「181,800円 ÷ 100円 = 1,818」となります。

結論としては、ここからFTSEが1,818下がるとロスカットになるということです。

ちなみに今のFTSEが概ね7,500程度なので、24%の下落でロスカットです。

この例では5枚につき20万円の証拠金を積んでいるので、設計通りの数字ですね。

このようにして、後いくら評価損が膨らむとロスカットなのか、後FTSEがいくら下落するとロスカットなのかを計算することができます。

もしも危ないと感じたら、証拠金を追加で入れた場合をシミュレーションしてみましょう。

例えば、さらに50万円証拠金を入れたとすると以下のようになります。

保有枚数5枚
維持証拠金26,000円 × 5枚 = 130,000円
ロスカット率70%
ロスカット水準130,000円 × 70% = 91,000円
受入証拠金1,500,000円
ロスカットまでの距離1,500,000円 - 91,000円 = 1,409,000円

そして、「1,409,000円 ÷ 5枚 ÷ 100円 = 2,818」となり、FTSEが38%までなら下落しても大丈夫になります。

このように、ロスカットまでの距離、危ないときの応急措置の効果を頭に入れておくことで、設計以上に価格が下落した時も、適切に証拠金を追加してロスカットを防ぎ、配当をもらい続けることができます。

追加投資する

価格が下落しているときは安く買うチャンスでもあります。

ただし、積立投資をしている場合は購入タイミングをずらすのはおすすめしません。

この先すぐに価格が上がれば良いですが、さらに下がるかもしれないですし、これの予想はできません。(できたら積立投資はしていない…)

ですので、だいぶ価格が下がったなぁと思ったら、余剰金で1枚追加で買ってみることをおすすめします。

それであれば、価格が下がっても元々の積立投資は予定通りですし、価格が上がるのを待っている間にも配当相当額は入ってきます。

そのまま持ち続けても良いですし、価格が上がったところで売却して、実現益をもらっても良いです。

運悪くまだ底に達していないところで買ってしまっても、回復を待っている間にも配当をもらえるのが株価指数CFDのメリットですね。

もちろんロスカットされない設計で証拠金を積んでいる前提ですが!

おわりに

ということで、価格下落時にできることについて紹介しました。

前者は特に大事なので、価格下落時にかかわらず、試しにみておくことをおすすめします。

後者はまあ…半分お遊びですね。

センスがあればショートポジションを取って儲けるということもできるのでしょうが、相当難易度が高い上に、ショートポジションは持っているだけで配当相当額分が没収されてしまいます。

ここで紹介した余剰金で買うという話ですが、もちろん証拠金も含めて余剰金がある場合です。

最低限の維持証拠金だけで追加購入してしまうと、ロスカットへの距離が縮んでしまうことになりますので、注意してください。(やらないでください)

ここまでの説明を見てもらえると分かるかもしれませんが、ロスカット率が100%か70%かで、ロスカットまでの距離が大きく違います。

ロスカット率が低いということは、ロスカットにならずに済むかもしれない反面、ロスカットになったときの被害は大きいということで、一長一短ではあるのですが、積立投資という前提であれば、前者のメリットの方がはるかに大きいと思います。

私も利用している岡三オンライン証券では、このロスカット率を50%~100%と、柔軟に設定することができ、積立投資にはとても向いています。

また、手数料が安いのはもちろんのこと、Web、PC、スマホそれぞれでしっかりとした取引ツールが用意されており、非常に使いやすいです。

岡三オンライン証券 くりっく株365

これからも価格が大きく動いたときは、それにあわせたネタを記事にしたいと思いますので、参考にしてもらえれば幸いです。

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