美容や健康にも良いと言われ、たびたび話題になるルイボスティー。
ノンカフェイン、低タンニンということもあり、妊活のために飲んでいるという人も多いです。
また、逆流性食道炎やアレルギーなどの治療中に、食生活の改善の一環として取り入れるのも効果的です。

ルイボスティーの特徴については以前の記事でも紹介しましたが、今回はルイボスティーの成分について、詳しく紹介したいと思います。
含まれることでメリットのある成分、含まれないことでメリットのある成分、それぞれについて順番に見ていきましょう。
含まれる成分
ミネラル
ルイボスティーには非常に豊富なミネラルが含まれていて、その種類も多種多様です。
などなど。
マグネシウムは便秘解消に必要と言われていますし、亜鉛などは髪の毛にとっても必要な栄養素なこともあり、薄毛対策として飲んでいる人もいるくらいです。
しかもこれらが人間の体液に近い割合で含まれているため、ミネラルの補給にもってこいの飲み物なのです。
フラボノイド
ルイボスティーにはフラボノイド系の成分が非常に豊富に含まれています。
などですね。
これらはどれも還元力が強く、健康維持には必須の成分です。
ルテオリンやケルセチンは抗炎症作用があると言われていますし、アスパラチンやノトファギンは免疫力の強化に役立ち、蕁麻疹などのアレルギー対策としても有効です。
特にアスパラチンはルイボスティーにしか含まれていない、とても貴重な成分です。
ワインが健康に良いと言われるのと理由は同じですが、日常的にワインを飲むわけにもいかないですし、いつでも気軽に飲めるのがルイボスティーの良いところ。
このような成分を日頃の飲み物から補給できるのも、ルイボスティーが「奇跡のお茶」と呼ばれる所以ですね。
SOD様酵素
SODとは「スーパー・オキサイド・ディスムターゼ」の略で、活性酸素を除去する働きを指します。
この強い還元力ゆえにSOD様酵素は、活性酸素によって症状が悪化している花粉症やアトピー、蕁麻疹などのアレルギー対に効果があると言われています。
含まれない成分
カフェイン
言わずと知れたノンカフェイン飲料のルイボスティー。
ノンカフェインであるため、妊活中の女性にもぴったりです。
また、飲んでも眠れなくなることもないため、ベッドに入る前に一杯飲んで、リラックスして眠るのも良いですね。
私も寝る前の一杯がすっかり習慣になっています。
アルコール
お茶なんだから当たり前といえば当たり前ですが、前段でお話しした通り、ルイボスティーにはフラボノイドがたくさん含まれています。
フラボノイドと言えばワインが思い浮かぶ人が多いと思いますが、アルコール飲料をいつも飲むのは難しいですよね。
その点、ルイボスティーであれば水筒に入れて持ち歩くこともできますし、ペットボトルのルイボスティーも売られています。
水代わりと言っても過言でないくらい日常的に飲めるのがルイボスティーの強みです。
タンニン
タンニンはコーヒーや緑茶などに多く含まれている成分で、苦みの元となっているものです。
緑茶で有名なカテキンもタンニンの一種です。
タンニンは単純に体に悪いわけではなく、良い点と悪い点があります。
まず良い点ですが、タンニンには抗菌効果や抗アレルギー効果、腸内の悪玉菌を抑制する効果があります。
一方で、鉄分の吸収を阻害してしまうため、特に鉄分の摂取が必要となる妊娠中には注意が必要と言われています。
ルイボスティーはコーヒーや緑茶と比べてはるかにタンニンが少ないため、妊活中の女性に人気があります。
シュウ酸
シュウ酸と聞いてもピンとこない人が多いと思いますが、尿路結石の原因となる成分です。
体内でカルシウムとくっついてシュウ酸カルシウムになることで知られています。
紅茶に多く含まれているシュウ酸ですが、ルイボスティーにはシュウ酸がほとんど含まれていません。
そのため、尿路結石が気になる人、治療中の人であっても安心して飲むことができます。
ルイボスティーのおすすめ3選
ルイボスティーの種類は大きく分けてレッドルイボスティー(一般的にルイボスティーと言えばこちらです)とグリーンルイボスティーのふたつがあります。
また、ブレンド商品もたくさん販売されているので、それぞれのメリットと、おすすめしたい商品を紹介したいと思います。
毎日続けるならレッドルイボスティー
ルイボスティーを継続して飲み続けるのであれば、まずはレッドルイボスティーをおすすめします。
お酒を飲んだ後や油っぽいものを食べてしまった後でも、ルイボスティーを習慣的に毎日飲み続けていくことで、健康的な胃腸の維持を強力にサポートすることができます。
レッドルイボスティーは値段が安く、だからといって有効成分が少ない訳でもないので、手軽に始めて、さらに長く続けられるという点でおすすめです。
レッドルイボスティーにもいろいろな商品が出ていますが、その中でもおすすめなのは、私も愛用している河村農園のルイボスティー。
グレードの高い茶葉を使用しているにも関わらず価格も抑えられていますし、品質の面でも有機JAS認定を受けていて安心の一品です。
商品によっても味わいがかなり違ってくるので好みのタイプを探すのが一番なのですが、まず最初に試して欲しいものはどれかと言われれば間違いなくこの商品です。
有効成分にこだわるならグリーンルイボスティー
グリーンルイボスティーはレッドルイボスティーとは違い、発酵させずに乾燥させて製造されています。
紅茶と緑茶の関係と同じですね。
ルイボスティー独特のクセがかなり弱くなっていて、レッドルイボスティーの味が苦手だという人でも、グリーンルイボスティーであれば飲みやすいという人も多いです。
あっさりとした口当たりなので胃もたれの時でも非常に飲みやすいというメリットもあります。
また、発酵させていないため、ルイボスティー茶葉の栄養素が失われづらいという特徴があります。
レッドルイボスティーに含まれる栄養素も十分多いのですが、グリーンルイボスティーではさらに多くなっていて、特にフラボノイドの含有量はレッドルイボスティーの10倍以上になっています。
グリーンルイボスティーは特殊な設備がないと製造できないため、値段が高くなりがちなのが弱点ですね。
グリーンルイボスティーでおすすめの商品は、ロイヤルTのグリーンルイボスティーです。
グリーンルイボスティーにも関わらずかなりの低価格を実現し、さらに有機JAS認定もされていて品質も文句なし、コストコでも人気の商品でAmazonでも購入可能です。
含まれる成分の違いはありますが、美味しく楽しみながら続けられることが大事なので、レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーを両方試してみて、口に合っている方を選ぶのが一番ですね。
好みの味を探すならブレンドルイボスティー
ルイボスティーはさまざまなブレンド商品が発売されています。
黒豆茶とのブレンド、ハーブティーとのブレンドなどいろいろありますが、それらの一番のメリットは多くのバリエーションの中から好みを味を探せるということです。
デメリットとしてはブレンドしているものによっては、他の注意点が発生しうるということです。
いくら美味しいからと言って、カフェインが含まれるものとブレンドされていては本末転倒ですからね…
私がこれまで飲んでみて美味しいと思ったのはGASSのルイボスチャイです。
好みの分かれそうな味ではありますが、ルイボスティーのクセと香辛料がうまくあわさっていますし、とても体が温まります。
原料のルイボスティー自体もクラシックグレードを使用しており、品質も文句なしです。
健康に役立つ栄養素を補給しながら、さまざまな味を楽しめるのもルイボスティーのメリットですね。
おわりに
当ブログの他の記事でも、要所要所で触れていた内容ですが、あらためて並べて整理してみました。
いっぱいあるようで、そんなに極端に多いわけでもない有効成分ですが、日頃から飲む飲み物で恒常的に摂取できると思えば十分な気がします。
ただ健康に良いと言われるだけで飲むのではなく、その特徴を良く知って、もっとルイボスティーを好きになって欲しくて、この記事を書きました。
個人的にはあれに効くこれに効くというところをアピールするよりも、むしろ健康を阻害しない美味しいお茶ということを知ってもらい、楽しんでもらいたいと思っています。
というのも、ルイボスティーを飲んで健康状態が改善されるかされないかは人それぞれです。
私自身は蕁麻疹や逆流性食道炎など、いろいろな不調をルイボスティーを飲んで乗り切ってこれたと思っていますが、それでルイボスティーを勧めてあげた知人の中にはそうはいかなかった人もいます。
それでも、健康に悪いわけではないし、美味しいからと続けてくれていて、それがすごくうれしかったです。
また、成分についてだけではなく、無理なく続けられる値段なのがルイボスティーの強みです。
おすすめのルイボスティーとして挙げた河村農園のルイボスティーであれば、毎日飲んでも月に1,000円もかかりません。
ホットにアイス、ミルクやはちみつを混ぜるなど、アレンジも自由自在、ティータイムや寝る前の一杯としても楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事を読んだ方がルイボスティーに興味を持って、ティータイムを楽しめるようになってもらえればうれしいです。
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