ルイボスティーとは|起源とその特徴

ルイボスティー

最近では喫茶店でもノンカフェイン飲料として提供しているところも多いルイボスティー。

テレビでも紹介されたりと、時折話題になっているので知っている人も増えてきていると思います。

美容や健康にも良いと世界中で人気となっており、コストコでも人気商品だったりします。

妊活のために飲んでいるという人も多いですね。

ですが、ルイボスティーの原料や起源などについては意外と知らない人も多いのではないでしょうか。

  • 緑茶や紅茶とは違うの?
  • どこで栽培されているの?

などなど、知らなくても楽しめますが、知っていればもっとルイボスティーを好きになれる、そんな豆知識を紹介したいと思います。

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ルイボスティーの原材料

ルイボスティーの原材料はルイボスというマメ科の植物で針葉樹のような葉を持っています。

このルイボスの葉を天日で発酵・乾燥させたものがルイボスティーの茶葉になります。

Rooibos (Aspalathus linearis)PICT2813.JPG
By Winfried Bruenken (Amrum) - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 2.5, Link

南アフリカではルイボスティーを「奇跡のお茶」、「健康長寿の紅茶」と呼んで日頃から慣れ親しんでいます。

ちなみに、ティーと呼ばれてはいますが、マメ科の植物であり、実はお茶ではありません

見た目も味わいも紅茶に近いですが、分類としてはハーブティーになります。

ルイボスの語源

ルイボス(rooibos)とは現地の言葉で「赤い潅木」という意味です。

潅木は聞きなれない言葉だと思いますが、生長しても樹高が約3m以下の木を指します。

分かりやすく言うと、ルイボスとは「赤い藪(あかいやぶ)」という意味になります。

ルイボスティーの原産地

ルイボスは南アフリカ共和国の西ケープ州にある、セダルバーグ地方で栽培されています。

正しくは、セダルバーグ地方でしか栽培することができません

他の地域ではルイボスが育たないのです。

これまでにオーストラリアやヨーロッパの国々でも栽培を試みましたがうまくいっておらず、気候条件が近いイスラエルでの取り組みも失敗しています。

南アフリカとしてもルイボスティーの需要にこたえるべく、他の地域での栽培を試みているのですが、それでもうまくいっていないのが現状です。

セダルバーグ地方は高原地帯で、一日の温度差が大きく、冬は0度、夏は40度以上と非常に気候条件の厳しい場所です。

また、セダルバーグ地方の土壌は赤みがかっていて、非常に多くのミネラルが含まれています。

これは、この地域が古代の海底が隆起してできたことによるもので、古代海水の成分であるミネラルがたくさん含まれているとのことです。

そして、ルイボスの根はこのミネラルを吸収するために、10m近い長さになっているのです。

葉が針葉樹のようになっているのは、乾燥地帯で生き残るためなのでしょう。

ティーバッグの中身を見ると分かるのですが、針のような固い茶葉です。

これがルイボスティーはしっかりと煮出した方が効果があると言われる所以で、ちょっとお湯を通しただけでは成分が溶け出してこないのです。

このような恵まれた土壌と厳しい気候条件のもとで育つからこそ、ルイボスティーはミネラルが豊富で、ポリフェノールなどの厳しい環境下でも生き抜くための成分を作り出しているのでしょう

おわりに

このブログではルイボスティーの飲み方や効果についてはたくさん紹介してきましたが、ルイボスティーの原産地や由来についてはあまり触れていなかったので、今回紹介させてもらいました。

非常に過酷な気候条件と恵まれた土壌のふたつが、ルイボスティーを奇跡のお茶たらしめていることが分かってもらえたと思います。

過酷な環境下で育った果物がより甘くなるというのに似ていますね。

特定の環境下でしか栽培できないにもかかわらず、無理なく続けられる価格なのがルイボスティーの強み。

おすすめはオーガライフさんから出ている河村農園のルイボスティーで、おいしい上にコストパフォーマンスも良く、毎日飲んでも月に1,000円もかかりません。

知らなくても味や効果は変わりませんし困ることはないのですが、そのルーツを知ることで少しでもルイボスティーに愛着を持ってもらえたらうれしいです。

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